東海自然歩道は、犬山の継鹿尾山で岐阜と愛知の道に分かれる。愛知の道は犬山から入鹿湖、定光寺、そして紅葉の香嵐渓、静岡県境の鳳来寺山までの200km余りのコースである。
2006年9月


閑羅瀬から伊勢神峠へ
(サブコース)

2009年3月31日
閑羅瀬橋→矢作第一発電所→矢作ダム展望所→旭高原自然の家→旭高原→長井坂峠→弘法杉→猿ヶ城跡→八百比丘尼の杉→伊勢神峠
閑羅瀬橋を渡って愛知県に入った。でも、これはサブコースで、自然歩道の本コースは継鹿尾山から恵那コースと分岐して、これから登る寧比曽岳山頂で合流するのだ。閑羅瀬からは寧比曽岳の登山口の伊勢神峠まで20km歩くことになる。

寧比曽岳
(サブコース)

2009年3月31日
伊勢神峠→5分→伊勢神宮遙拝所→50分→大賀峠→10分→亀の甲石→50分→寧比曽岳山頂
寧比曽岳は東海自然歩道のコース途中にある山である。東海自然歩道は犬山の継鹿尾山で愛知県本コースと恵那コース(岐阜県)に分岐して、この寧比曽岳山頂で再び合流するのだ。ここで紹介するのは恵那コースを歩いて、伊勢神峠経由の登山である。


犬山から恵那コース分岐へ

2009年4月4日
名古屋→犬山遊園地駅→30分→寂光院→50分→継鹿尾山頂→35分→恵那コース分岐

この道は岐阜県のコースで一度歩いているのだが、岐阜と愛知の分岐がこの山の上にあるので、もう一度登るしかないのだ。継鹿尾山山頂には東屋があって、ここからは木曽川や犬山城などが一望できる。

善師野から小牧市境へ

2009年4月4日
恵那コース分岐→大洞池→陽徳寺→熊野神社→善師野→平谷池→名濃バイパス→丸山池→開拓パイロット→鞍馬教会→入鹿池→奥入鹿橋→キャンプ場→丸山橋→小牧市境

継鹿尾山の尾根の上にある恵那コース分岐から善師野に向かって下る。途中にある入鹿池からは明治村が近いので、立ち寄ることをお薦めする。私は何度か行っているのでパスしたが。

春日井三山

2009年4月5日
小牧市境→1:10→北山橋→20分→内津峠→15分→弥勒山登山口→50分→31番道標→10分→弥勒山山頂→20分→大谷山山頂→20分→道樹山→8分→三角点→20分→桧峠

今日午前は登山なのだ。春日井市の近くに連なる弥勒山・大谷山・道樹山の三つ山を春日井三山というのだ。標高は400mほどなのでたいしたことはないのだが、弥勒山の山頂からの眺めはすばらしいのだ。

桧峠から稚児橋へ

2009年4月5日
桧峠→381m三角点→外之原→玉野園地→城嶺橋→正伝池→定光寺→中小企業大学校→大洞峠→山星山山頂→宮苅峠→稚児橋→新しい休憩所(泊)

このコースでの見所は定光寺である。私が訪ねたときは桜が満開ですばらしくきれいであった。また、このコースでは愛知県の山に登載されている山星山も通るのだが、たいした山ではなかった。目的とした稚児橋では泊まらずに次の休憩所まで歩いた。新しいトイレのある芝生の広場があった。

中平橋から雲興寺へ

2009年4月6日
休憩所→中平橋→白岩の里→岩巣山→岩巣山展望台→岩屋堂・焼明ヶ滝→長谷山観音→ねむの森→雲興寺

白岩の里から岩巣山を越えて岩谷堂に向かう。岩巣山山頂に登りかったのだが、分岐点を見逃して登れなかった。岩谷堂からのコースは現在通行止めで迂回路を行かなければいけないのだ。かなり道に迷ったりしたが、ねむの森から階段道を登って雲興寺の裏に着くことができた。

猿投山

2009年4月7日
雲興寺→1:00→鉄塔下休憩所→20分→トイレの広場→15分→案内板→30分→四つ辻→1:00→猿投山山頂→10分→蛙岩→20分→東の宮→20分→御船石→7分→大碓命御陵→5分→西の宮→30分→東屋(泊)

猿投山山頂からは東海自然歩道を離れて自然観察路を下った。猿投神社の東の宮・西の宮とめぐって行くのだ。この途中には日本武尊の兄、大碓命の墓があった。

猿投神社から西広瀬へ

2009年4月8日
東屋→御門杉→御鞍岩→トロミルの水車→猿投山麓園地→大悲殿→猿投神社本宮→棒の手広場→大池→昭和の森→キャラメルの丘→いっぷく峠→西広瀬城址→広梅橋

このコースの一番のお薦めは昭和の森である。私が訪れたときは桜が満開で、春の花々が咲き誇っていた。是非、花がきれいなときに家族で遊びに行って欲しいと思う。

東広瀬から元中山峠

2009年4月8日
広梅橋→三河広瀬駅(跡)→広瀬城址→猿投グリーンロード→力石峠→勘八峡→勘八山→勘八牧場→鷹見岩→千鳥寺→元中山→元中山峠
広梅橋で矢作川を渡ると今は廃線になった三河広瀬駅がある。勘八峡の景観に期待していたがそんなでもなくて、すばらしかったのは勘八牧場の桜並木であった。ちょうど桜が満開で、絶景としかいいようがない。ガイドブックにも登載されていないのだが、鷹見岩もすばらくて、是非立ち寄ることをお薦めする。

足助と香嵐渓

2009年4月9日
元山中峠→大島集落→大国橋→雲晴橋→白鷺温泉→小原橋→あすけ愛→東海自然歩道ビジターセンター→足助散策(足助八幡宮→足助神社→大常夜灯→弘化道しるべ→善光寺→マンリン小路→宿場町並み→足助川遊歩道)→香嵐渓(待月橋→三州足助屋敷→薫風橋→香嵐橋)→自然歩道
足助の町を散策したが、古い宿場の面影がすばらしくよかった。その後歩いた香嵐渓は紅葉の名所なのだが桜の眺めも捨てたものではない。

安実京から金蔵連峠へ

2009年4月9日
香嵐渓→30分→安実京→30分→有洞町→1:00→椿立休憩所→25分→平勝寺→40分→県道→50分→防火線二の沢線→30分→金蔵連峠→30分→休憩ベンチ(泊)

香嵐渓からはのんびりと山里を行くのだ。途中の平勝寺の桧の巨木には感動してしまった。私は巨木が大好きなのだ。金蔵連峠で泊まろうと思ったが、車道のすぐ傍なのでさらに30分ほど山に向かって登って、結局道の真ん中にテントを張ってしまった。

筈ヶ岳と寧比曽岳

2009年4月10日
休憩所→林道菅の口線→筈ヶ岳分岐→筈ヶ岳山頂→筈ヶ岳分岐→寧比曽岳山頂→大多賀峠→伊勢神峠遙拝所→旧伊勢神トンネル→伊勢神峠バス停

今回の東海自然歩道の旅の最終日である。まず、愛知県の山に登載されている筈ヶ岳に登った。そして10日前に登った寧比曽岳へ。ここで、岐阜県の恵那コースと合流する。この先は三河大野まですでに歩いている。2週間の旅は長かった。

寧比曽岳から段戸湖へ

2009年3月31日
寧比曽岳→15分→富士見峠→45分→休憩所→30分→自然観察路分岐→20分→五六橋→15分→段戸湖
寧比曽岳山頂から15分ほどで富士見峠に着く。ここからは名前の通り富士山が見えるというのでけっこう楽しみにしていたのだが、遠くは霞んでいて展望できなかった。途中、県下最大という原生林の自然観察路があったのだが、時間がかかりそうなのでパスしてしまった。

段戸湖から福田寺へ

2009年4月1日
段戸湖→きららの里→宇蓮→清流公園→東大名倉→寒狭川→松戸橋→設楽町役場→福田寺
段戸湖からは林道を何度も横切ってひたすら谷に向かって下って行く。降り着いた川が寒狭川で、あとはこの川に沿って歩いて行くのだ。この川に沿った平坦な道はかっては軌道だったのだという。松戸橋から一登りで設楽町に着く。ここに目指す福田寺があって、甲斐の武田信玄の墓があるのだ。

岩古谷山

2009年4月1日
福田寺→小松口→池葉守護神社→水場のある休憩所→和市→十三曲→堤石峠→岩古谷山(泊)→本当の岩古谷山山頂
岩古谷山は愛知県の東部に位置する険しい岩山で、東海自然歩道の三大難所のひとつになっているのだ。和市から急な登りが続くのだが、堤石峠の先はすさまじい岩場の登りになった。山頂広場にテントを張ったのだが、翌朝歩き始めてすぐに本当の山頂があった。

鞍掛山

2009年4月2日
岩古谷山→1:00→荒尾分岐→40分→御殿岩→30分→障子岩→25分→鞍掛山山頂→30分→馬桶岩→40分→かしゃげ峠

岩古谷山からは急な鉄階段の下りが続く。鞍掛山も急峻な岩峰で、途中にある御殿岩や障子岩はすさまじい断崖絶壁なのだ。ただ、山頂は樹林に囲まれていて展望はない。

宇連山

2009年4月2日
かしゃげ峠→15分→千枚田→15分→四谷の里→30分→仏坂トンネル→20分→仏坂峠→50分→海老峠→50分→宇連山分岐→10分→宇連山山頂→35分→水場→35分→大島の滝→40分→棚山高原→10分→NO24の東屋(泊)
かしゃげ峠から下ると千枚田の展望台があってここからの眺めはすばらしい。宇連山山頂は樹林に囲まれているのだが、この奥に露岩の展望台があって南アルプスを眺めることができるのだ。

鳳来寺山から三河大野へ

2009年4月3日
棚山高原→瀬戸岩→玖老勢峠→クロ岩→瑠璃山→鳳来寺山山頂→奥の院(往復)→自然観察路(山頂→天狗岩→南アルプス展望台→巫女石と高座石→鷹打場)→東照宮→鳳来寺→行者越→湯谷峠→三河大野駅
この山は岩崎元郎の新日本百名山に選ばれているので、どんなところかかなり興味があったのだ。なるほどと思うすばらしい山であった。特に、露岩の鷹打場からの眺めはすばらしかった。

三河大野宿

2013年6月4日
JR三河大野駅→宇連川→旧とりや→鳳来館→若松屋→東陽小学校→山伏峠→睦平→払った七滝
前回、鳳来寺山を越えてこの三河大野に着いたのは4年も前のことだった。いよいよ自然歩道で残った区間を歩いてしまおうと思う。出発地の三河大野は、昔の宿場町でその静かな佇まいはゆっくり散策したのだが、到着が遅かったのでのんびりできなかった。

阿寺七滝から県境へ

2013年6月5日
払っ田の七滝→鉛山峠→猿滝→阿寺七滝→巣山→夏明橋→六本橋→愛知・静岡県境

テントを張った払っ田の七滝はガイドブックにも載っていないのだが、この滝は一見の価値がある。でも、阿寺七滝はさらにすばらしい。東海自然歩道愛知県の道の最後を飾るにふさわしい名瀑であった。





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