東海自然歩道 愛知の道


休憩所→林道菅の口線→筈ヶ岳分岐→筈ヶ岳山頂→筈ヶ岳分岐→寧比曽岳山頂→大多賀峠→伊勢神峠遙拝所→旧伊勢神トンネル→伊勢神峠バス停

今回の東海自然歩道の旅の最終日である。まず、愛知県の山に登載されている筈ヶ岳に登った。そして10日前に登った寧比曽岳へ。ここで、岐阜県の恵那コースと合流する。この先は三河大野まですでに歩いている。2週間の旅は長かった。


 筈ヶ岳
テントの撤収を終えた


林道菅の口線から登山道に入る


筈ヶ岳山頂


BACK 安実京から金蔵寺峠へ

200949

今日は伊勢神発1210分のバスに乗るつもりだ。ここから寧比曽山までは3km2時間40分、山頂から伊勢神峠まで4.8km1時間40分。伊勢神峠からバス停までは20分もあったら下れそうだ。今日の全行程は4時間40分ということになる。7時に歩き始めたらバスに間に合うと思うのだが、余裕を持つために早めに出発することにした。
昨夜はあまり寒くなくて、けっこうぐっすり眠ることができて、朝は小鳥の騒々しいくらいのさえずりで眼をさました。テントの撤収はベンチがないとけっこう面倒で、畳んだテントをもって、ピークのベンチに戻ってザックのパッキングをした。
出発は645分であった。
この先はもう防火線ではなくて、普通の山道である。桧の林を10分ほど行くと林道と交差した。林道菅の口線という標識があった。林道を10分余り歩いて、再び山道に入る。ここからは階段の急な登りであった。10分ほど登って、傾斜が緩まったところにはベンチが置かれていた。
この先は広い防火線を行く。
20分ほどで筈ヶ岳との分岐に着いた。標高985mの山なので立ち寄ることにした。ザックはこの分岐に置いて、左の尾根を登って行く。防火線の広い尾根を緩やかにアップダウンする。広い防火線にはススキが茂っていて、その間に踏み跡が続いている。
分岐から
10分ほどの登りで、三角点のある山頂に着いた。山頂の三角点は三等三角点であった。ほとんど林に囲まれているのだが、少しだけ遠くの山を眺めることができた。念のためにもってきたミニ三脚が初めて役にたつ。記念写真を撮ってすぐに引き返した。



 寧比曽岳
筈ヶ岳分岐に戻った


寧比曽岳へは緩やかな登り


寧比曽岳山頂


分岐から檜林を下って、すぐに林道を横切る。防火線の登りが続き、
15分ほどで林の中の休憩所についた。このあたりの登山道はすべて防火線で広く切り払われた道なのだ。ここから急な道を下ると、再び林道を横切った。これで、地図上、自分がどこにいるかわかった。まだ、寧比曽山は遠い。
桧の林から自然林の登りになって、アカマツが混じる林になると休憩所があった。その先で樹林がまばらになって、明るい尾根を行くようになる。
落葉樹が梢だけになった明るい尾根を登って行く。寧比曽岳へはひたすら急登が続くと思っていたのだが、意外と緩やかな登りで、アップダウンを繰り返すのだ。松が点々とする尾根を急登して、寧比曽山山頂に着いたのは9時少し前であった。
山頂からバス停までは
2時間ほどなので、1時間も余裕がある。ベンチでのんびりと遠くの山々を眺めて、ポッドの熱いコーヒーを飲んだ。今回の旅も今日でおしまいかと思ったら、少し寂しい気分になった。
山頂には50分ほどいて、ゆっくりした。コーヒーもなくなってしまって、ピーナッツも食べてしまい、食料は完全に底をついた。残っているのは数粒のキャンディだけである。


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 伊勢神峠から名古屋へ
大多賀峠に着いた


伊勢神峠から下る


国道153号線に着いた


バスを乗り継いで岡崎駅に着いた


冬枯れの雑木林を下って行く。どんどん下って、車道が横切る大多賀峠に着いたのは
10時半、伊勢神峠の遙拝所には1112分到着。
ここからは東海自然歩道を離れて、バス停に向かって下って行く。鬱蒼とした杉林の中をジグザグに下って行く。15分ほどで舗装道に降り立った。
そこには「中馬の難所伊勢神峠」という説明板があった。伊勢神峠は変遷を続けてきた峠である。江戸時代はこの上の峠を越え、明治になると馬車が通行するための旧伊勢神トンネル、そして今はこの下に新しい伊勢神トンネルが通じているのだ。

今、降り立った車道の左には、旧伊勢神トンネルが見えた。煉瓦のような角石を積んで造ったトンネルである。
舗装された車道をジグザグに下ると、車が通る音が聞こえてきて、国道
153号線にぶつかる。この右には新伊勢神トンネルが見えた。時間は1135分であった。次のバスまで40分ほどある。角にはドライブインがあって、店先にベンチがあったので、そこで休憩した。

バスは少し遅れてやって来た。バスは足助行きで、足助で岡崎行きに乗り換えるのだ。
名鉄岡崎駅からはJRで名古屋まで行くつもりである。ところが隣接していると思っていたJR駅はすごく離れていて、バスで行くしかなかった。JR駅は繁華街からすごく離れていて、どうしてこんなところに駅があるんだと思ってしまった。駅の周りには何もないくて、JRは駅前開発ってやらないのかと思ってしまう。それに対して私鉄は沿線開発がうまいと思ってしまうのだ。
東海道線で名古屋に向かう。途中、南大高駅で降りてジャスコに行った。今夜の食料を買い出して、マクドでゆっくりした。名古屋に着いたのは21時少し前。いつもの漫画喫茶で泊まった。明日は青春18切符で各駅停車を乗り継いで仙台に戻るのだ。



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