冬枯れの雑木林を下って行く。どんどん下って、車道が横切る大多賀峠に着いたのは10時半、伊勢神峠の遙拝所には11時12分到着。
ここからは東海自然歩道を離れて、バス停に向かって下って行く。鬱蒼とした杉林の中をジグザグに下って行く。15分ほどで舗装道に降り立った。
そこには「中馬の難所伊勢神峠」という説明板があった。伊勢神峠は変遷を続けてきた峠である。江戸時代はこの上の峠を越え、明治になると馬車が通行するための旧伊勢神トンネル、そして今はこの下に新しい伊勢神トンネルが通じているのだ。
今、降り立った車道の左には、旧伊勢神トンネルが見えた。煉瓦のような角石を積んで造ったトンネルである。
舗装された車道をジグザグに下ると、車が通る音が聞こえてきて、国道153号線にぶつかる。この右には新伊勢神トンネルが見えた。時間は11時35分であった。次のバスまで40分ほどある。角にはドライブインがあって、店先にベンチがあったので、そこで休憩した。
バスは少し遅れてやって来た。バスは足助行きで、足助で岡崎行きに乗り換えるのだ。
名鉄岡崎駅からはJRで名古屋まで行くつもりである。ところが隣接していると思っていたJR駅はすごく離れていて、バスで行くしかなかった。JR駅は繁華街からすごく離れていて、どうしてこんなところに駅があるんだと思ってしまった。駅の周りには何もないくて、JRは駅前開発ってやらないのかと思ってしまう。それに対して私鉄は沿線開発がうまいと思ってしまうのだ。
東海道線で名古屋に向かう。途中、南大高駅で降りてジャスコに行った。今夜の食料を買い出して、マクドでゆっくりした。名古屋に着いたのは21時少し前。いつもの漫画喫茶で泊まった。明日は青春18切符で各駅停車を乗り継いで仙台に戻るのだ。
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