東海自然歩道 愛知の道.



JR三河大野駅→宇連川→旧とりや→鳳来館→若松屋→東陽小学校→山伏峠→睦平→払った七滝

前回、鳳来寺山を越えてこの三河大野に着いたのは4年も前のことだった。いよいよ自然歩道で残った区間を歩いてしまおうと思う。
出発地の三河大野は、昔の宿場町でその静かな佇まいはゆっくり散策したのだが、到着が遅かったのでのんびりできなかった。
大野宿の面影を残す若松屋.


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201364

深夜バスで新宿の貿易センター前に着いたのが515分。名古屋行きのバスは930分なので、それまでマクドで時間をつぶすことにした。
高速バスが名古屋駅に着いたのは15時、三河大野へのJRは1547分、豊橋で飯田線に乗り換えて、三河大野に着いたのは1747分であった。
さて、すぐに日が暮れてしまうので、急がなければいけない。駅から西に向かって歩いて行く。東海自然歩道は本当は駅から北に向かい、前回の鳳来寺山の分岐まで戻らなければいけないのだ。でも、日が暮れてしまうので、ショートカットしてしまう。
すぐに宇連川を渡る。この川は全く流れがなくて、異様なほどの青みをもった湖のようである。下流に堰ががあって、豊川用水として送水されているのだ。
橋から真っ直ぐに歩いて行くと、道ばたに道路標識のような東海自然歩道の指導標があった。そのすぐ先には小さな公園があって、整備された古民家があった。明治中頃に建てられた「旧とりや」で、待合小料理屋であったらしい。

交差点に着くと、そこには「鳳来館」があった。大正時代の大きな洋館で、今は美術珈琲として営業しているのだが、旧大野銀行本店、登録有形文化財である。
この交差点を左折したすぐ先に、東海自然歩道の入口があった。東陽小学校とかかれた看板の上に指導標がつけられているのだが、普通だったら見逃してしまうほどわかりにくい。
この付近の家並みは昔の宿場のような雰囲気ですごくいい。東海自然歩道入口の真向かいにある建物は「若松屋」といって、昔栄えた大野宿でただ一軒残る旅籠である。昔の看板や手形、昔の食器などが保存されているらしい。

指導標に従って、家の間の狭い路地を抜けるとすぐに東陽小学校に着いた。小学校から少し行くと、車道から離れて山道にはいる。でも、コンクリートでかためた緩やかな階段道である。
すぐに、再び車道に出て、この車道を歩いて「山伏峠」を越える。私の持っている愛知県発行の自然歩道地図では、ここに休憩ベンチがあることになっているのだが、そんなものはなかった。私はここにテントを張ろうと思っていたのだ。
峠から緩やかに下って行くと、道が少し広くなって、駐車帯のようになったそこにベンチが置かれていた。地図に記載されたベンチはこれかと思ったが、車道の路肩にテントを張るわけにはいかない。時間は1825分になっている。ともかく、もう少し行ってみることにした。
すぐに広い車道に出て、これを歩いて行くと、東海自然歩道の案内板がたつ「睦平」に着いた。ここで車道と分かれて、山に入って行くのだ。
緩やかに上って行き、民家が途切れると、土の道になって、鬱蒼とした杉林に入る。そこに指導標がたっていて、右に下って行く道がある。これは「不っ田の七滝」に向かう道なのだが、その滝見台が東屋になっていた。ここにテントを張ることにした。時間は
1845分になっていた。



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三河大野駅


鳳来館に着く


一度山道に入る


山伏峠


泊まるつもりだった休憩所


暗くなって「不ったの七滝」に着いた





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