東海自然歩道 神奈川の道.


やけやま 標高 1059m


姫次→2.9km(50分)→黍殻山→2km(1時間)→焼山→2.7km(1:30)→焼山登山口→1km(20分)→1km(20分)→西野々

このコースは丹沢の主峰、蛭ヶ岳に登ったとき、下山路として歩いた。2001年のことである。東丹沢主稜コースを踏破することが目的だったが、このコースが東海自然歩道であることがわかって、西野々からさらに相模湖まで歩くことにしたのだ。
姫次から仰ぐ富士山.

 姫次から黍殻山へ
姫次に着いた


黍殻山避難小屋


黍殻山の道標


黍殻山山頂

BACK 犬越路から姫次へ

東海自然歩道の名をきくと心が騒いでしまう。
昔、20歳の頃だが、大阪に住んでいたときに東海自然歩道を歩いていた。名古屋の西にある青山高原から大阪の箕面までのコースを2年がかりで歩いたのだ。箕面に着いたときに、いつか必ず東海自然歩道の全コースを歩こうと心に決めた。だが、それは今も果たせずにいる。
しかし、私はそれを今でもあきらめてはいない。30年たった今も、いつか…と思っているのだ。
だから、東海自然歩道ときくと心がざわめく。

丹沢蛭ヶ岳からの下山路として歩いた姫次から焼山に至る縦走路は東海自然歩道のコースである。
東海自然歩道は東京の高尾を始点にして、大阪の箕面まで続く全長1342kmの長大なハイキングコースである。私は松本に転勤になったとき、高尾から松本まで歩いて赴任したことがある。そのとき東海自然歩道の東の基点高尾〜相模湖間を歩いたのだ。
今回の登山の「東丹沢主脈縦走」は焼山登山口がある「長野」という集落で終わるのだが、ついでなのでさらに東海自然歩道を歩いて、相模湖まで行ってみようと思っている。


2001年12月3日

姫次を出たのは8時15分。まず目指すのは黍殻山。
その手前に、昨日泊まろうと思っていた避難小屋がある。
下りの道なので、距離のわりには短時間で避難小屋に着いてしまった。
避難小屋は登山道から少し下ったところにある。
キャンプサイトのような広い草原があった。
小屋の中をのぞいたがきれいなところで、昨日泊まれれば…と思った。
登山道を少し行くと黍殻山の指導標があった。
せっかくなので山頂を踏んでおくことにした。自然歩道から別れて急な道を登ると稜線に出て、その稜線をさらに急登する。
山頂には金網の塀で囲まれた得体のしれない建物がでんと建っていた。なんなのだこれは…と思ってしまう。
その周りの木の一つに黍殻山とかかれた小さなトタン板が打ちつけられていた。




 焼山から西野々へ
こんな道をのんびり行く


焼山山頂


林道に出た、西野々まで0.6km

黍殻山山頂から下って再び自然歩道と合流する。これから辿るのは「東丹沢主脈縦走コース」というのだ。黍殻山からは1時間ほどで焼山に着けるはずだ。
秋枯れた樹林の稜線を行く。この道がひどく気持ちがいい。日がさして、12月だというのにポカポカ暖かいのだ。
この快適な稜線を30分ほど行くと焼山山頂に着いた。平坦な広場になっていて、古い石塔がポツンと置かれていた。山頂広場の真ん中には電波塔のような鉄塔が立っていた。
よくみるとそれは展望台であった。
せっかくなのでこの展望台に登ってみた。螺旋階段を登って行く。
展望台からの眺めはすばらしい。津久井湖を見ることができ、紅葉で赤く染まった周りの山々が一望できる。でも、山頂にこんなのを建てるか…と思ってしまう。
焼山山頂をめぐってみると、石の祠が三つもあった。それぞれ違う方向を向いているのだが、これは青根・青野原・鳥屋の三つの部落の境界を示しているのだという。

焼山から走るように歩いて西野々に着いた。焼山山頂から1時間30分かかっていた。
最初の計画では長野の集落に下るつもりだったが、東海自然歩道は西野々を通っているのだ。



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