BACK 軍艦岩から田代峠
2013年7月11日
田代峠を越えると、静岡県から山梨県に入る。とたんに指導標が古いものになった。静岡県の東海自然歩道は本当によく整備されていたと思うのだ。
スギ・檜の林の中を下って行く。流れを渡ることころには橋がちゃんとかかっているのだが、古くて苔むしている。大丈夫なのかと心配になってしまう。
25分ほど下ると、林道終点に着いた。ここにはベンチと自然歩道の案内図があったが、案内図は静岡県のものと違って、簡単な線書きで、古いものだった。テーブルも苔むしていた。
荒れた林道を15分ほど下って行くと、石畳になって、道ばたに東屋たっていた。さらに土の林道を30分ほど下ると、通行止めの遮断機があってそのすぐ先が奥山温泉であった。ここには新しい東屋がたっていた。広くて、テントも張れそうなのだが、まだ15時40分なので、休憩するだけにした。
この先、福士川を橋で渡って、右に鋭角にカーブする。すぐに新しいトイレがあった。「キャンプ場ご利用のみなさまへ」という看板があったので、キャンプ場のトイレらしい。私の地図にはキャンプ場なんて書かれていないのだが…。でも少し行くと左にキャンプ場があって、大きな管理棟があった。
林道は流れに沿って下って行くのだが、地図には「福士川渓谷」と書かれている。私は岩をかんで流れる清流が大好きで、うんと期待していたのだが、期待に違わぬ美しい渓流であった。
私がこのコースで楽しみにしていた「七ツ釜滝」の入口に着いたのは16時を少し過ぎた頃であった。ところが、滝の降り口には「ご注意 山の吸血鬼 山ヒル発生中 5月〜10月」という大きな看板がたてられていた。私は滝が大好きなのだが、ヒルがいるのだったら別である。
泣き泣き七ツ釜滝をあきらめた。シクシク…
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