BACK 阿寺七滝から県境
2013年6月5日
県境休憩所で地図を眺めていると、この先に標高670mの鳶ノ巣山があることに気がついた。自然歩道はこの山の南山麓を捲いて行くのだが、せっかくなので山頂を踏んで行くことにした。
登山口を見逃さないように注意して歩いて行ったが、なかなかその入口がない。もう通り過ぎたのかとあきらめたころに、山に登って行く踏み跡を見つけた。よく見たら、小さな古い標識もあった。
樹林の中を登って行くと、すぐに林から抜け出した。右下には荒れた林道が続いている。これは自然歩道の林道とは別のものだ。
再び、深い林の中に入って急な登りが続く。伐採地を過ぎ、大きな岩がゴロゴロする道を急登して、ようやく傾斜が緩まると、三角点があった。三等三角点で、傍の杉の木に山名が書かれていると思われる木札がくくりつけてある。字はかすれて読むことはできないのだ。
登山口から25分ほどかかっていた。
山頂からは来た道を引き返そうと思っていたのだが、先にも道が続いている。これを下ったら自然歩道に合流できるのでは…と思って、行ってみることにした。ダメだったら引き返したらいいのだ。
林の中、狭い尾根を過ぎ、緩やかに上って行くと、突然、鳶ノ巣山の山名標識がたっていた。ここが山頂だったのだ。引き返さなくてよかった…。(ただ私は、標識のあるなしにかかわらず、三角点があるところが山頂と思っている)
鳶ノ巣山山頂からさらに先に進んで、すごく急な道を下ると、林道に降り立った。ここには自然歩道の指導標がたっていて、寺平まで3.5kmと書かれていた。
土の林道を15分ほど歩くとベンチがあって、ここから林道を離れて山道に入り、すぐに小さな峠に着く。
峠からは沢に向かって急下降する。沢の流れを木橋で渡って、ちょっと登ると荒れた林道に出る。ここに立つ指導標には寺平まで1.9kmと書かれていた。
荒れた林道を歩いて行くと自然歩道の新しいトイレがあって、さらに5分ほど行くと東屋がたっていた。ここが黒滝の休憩所である。ここから左に少し行くと黒滝がある。もちろん見に行った。
この滝はそんなに大きなものではないのだが、S字にくねって流れ落ちる立派な滝であった。
東屋に戻って少し休憩。時間は14時半になっていた。
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