静岡県に入ると、東海自然歩道はその名にふさわしく、いかにも東海という感じになる。
広大な茶畑や東海道にかかる大河、天竜川や大井川などを越えて行くのだ。

kudougao
2015/5/14



県境から柴集落へ

20013年6月5日

愛知・静岡県境→鳶ノ巣山山頂→黒滝→寺平→道の駅くんま水車の里→荒神社→熊平休憩所→柴休憩所→ヒラシロ遺跡

静岡県に入った。
まず寄り道をしてしまう。標高670mの鳶ノ巣山に登ってそれから自然歩道を行く。山の斜面いっぱいに広がる茶畑を見ると、静岡なんだ…という感慨が湧いてきてしまうのだ。

柴から秋葉ダムへ

2013年6月6日

柴集落→石打休憩所(南)→石打休憩所(北)→天竜美林の山道→はしご坂→市ノ瀬休憩所→西川渓谷→秋葉ダム

このコースはかって「秋葉鳳来寺道」として往来が多かったらしのだが、今は点々と散らばる山村をたどる静かな道である。民家の庭にはきれいな花が咲いていて、鮮やかな緑の茶畑も見られる。

秋葉神社から犬居城へ

2013年6月6日
秋葉ダム→東福寺→九十九折れ→秋葉神社上社→秋葉神社神門→秋葉寺→信玄岩→子安地蔵→秋葉神社下社

天竜川を渡ると、次に目指すのは秋葉神社である。天竜川から標高885mの秋葉山に向かって登って行くのだ。山頂にあるのが秋葉神社上社、全国の秋葉神社400社の総本宮である。秋葉山から気田川に向かって下ると、秋葉神社下社に着く。今日のコースは秋葉神社参拝の道なのだ

犬居城から大光寺へ

2013年6月7日
犬居城跡→気田川→瑞雲院→不動橋→中谷→和泉平→新宮池→大時休憩所→花島峰線分岐→白倉→春埜山大光寺

犬居城跡から大光寺までの間には目を引くような観光ポイントはないのだが、静かな山里をめぐる旅はけっこうすてきなのだ。

大光寺から金剛院へ

2013年6月8日
大光寺→春埜山奥の院→鳥居沢山山頂→島田市境界→平松峠→金剛院

昨日はすごい雨だったのだが、朝にはすっかり晴れた。
今日の行程はひたすら山の中を歩くのだ。金剛院から三角点のある鳥居沢山に登って、それから平松峠にくだる。
あとは舗装された参道を歩いて金剛院にお参りするのだ。

金剛院から大井川へ

2013年6月8日
金剛院→不明な林道分岐→市井平→八垂の滝→野守の池→天王山公園→家山駅=大井川鉄道=川根温泉駅→道の駅川根温泉
金剛院からは山の中の林道を歩いて家山川に下って行く。でも、途中、道を間違えて1時間もロスをしてしまった。家山川に沿って歩いて行くと大井川鉄道の家山駅に着く。この日はSLが走る日で、駅にはたくさんの観光客が押し寄せていた。

大井川から高根山へ

2013年6月9日
道の駅川根温泉→SLが見える丘公園→家山の分岐→一色→上河内→笑い仏→西向の吊り橋→マルカシ分岐→高根山山頂

自然歩道は大井川に注ぎ込む身成川をさかのぼって高根山を越える。この身成川沿いの道は静かな山里を尋ねる道で、いたる所で見られる茶畑もすごくにきれいである。

白山神社から宇嶺の滝

2013年6月9日
高根山山頂→高根白山神社→鼻崎の大杉→蔵田→宇嶺の滝

高根山山頂から蔵田集落に下る。山頂から少し下ると高根白山神社で、古代神楽が有名なのだ。ここからは車道を下るのだが、蔵田集落の手前にある杉の巨木には感動してしまった。
この日は宇嶺の滝の東屋にテントを張った。

宇嶺の滝から黒俣大銀杏

2013年6月10日
宇嶺の滝→マルガシ分岐→向山林道分岐→県道舟ヶ久保→63号線分岐→清笹峠→黒俣大イチョウ→久能尾

宇嶺の滝からは全コース車道歩きである。清笹峠を越えて久能尾の集落に下る途中にはイチョウの巨木がある。私は歳を経た巨木が大好きで、ひとりで黙って眺めていると、古木には神が宿っていると、心の底から感じてしまうのだ。

久能尾から大山へ

2013年6月10日
久能尾→寺島の吊り橋→寺島バス停→坂本川→一色→坂本姫の碑→林道ゲート→突先山分岐→大山山頂

久能尾から小さな山稜を越えて、藁科川に下る。この川を吊り橋で渡って少し行くと寺島バス停。ここからは藁科川に注ぎ込む坂本川をさかのぼって大山を目指すのだ。大山への登り口には茶祖円爾国師の母、坂本姫の記念碑があった。山山頂に着いたときは薄暗くなっていた。

大山から栗島へ

2013年6月11日
大山山頂→水見色峠→谷沢→油山峠分岐→栗島バス停=バス=静岡

この先、雨の日が続くので、自然歩道歩きは一旦終了することにした。
大山山頂までは長い林道歩きだったのだが、下りは急な山道であった。水見色峠に着くと、その先は林道を下る。

栗島から安倍川へ

2013年7月9日
仙台=深夜バス=新宿=JR各停=静岡=路線バス=栗島→足久保→油山峠→油山温泉→安倍川曙橋→安倍ごころ

梅雨で中断していた東海自然歩道歩きを再開する。前回の終着点・栗島に着いたのは13時20分なので、今日はそんなに歩くことはできない。油山峠を越えて安倍川に着く頃には夕方になってしまった。

竜爪山

2013年7月10日
安倍ごころ→7分→福寿院→40分→竜爪山登山口→→50分→若山→25分→竜爪山(文殊岳)山頂→15分→薬師岳→30分→穂積神社→32分→本州製紙山小屋→35分→黒川キャンプ場

竜爪山という名の山はなくて、文殊岳と薬師岳の総称なのだ。
山頂からは日本平・駿河湾・伊豆半島・南アルプスなどが一望できるらしいのだが、私が登ったときは遠くが白く霞んで展望はできなかった。

軍艦岩から田代峠へ

2013年7月11日
黒川キャンプ場→やませみの湯→西里→河内の大石分岐→大平青少年の家→軍艦岩→バンガロー村→崩落地→田代峠

この日もすさまじい猛暑であった。黒川キャンプ場からはずうっと舗装道を歩いて行くのだが、標高1100mの田代峠に向かってひたすら登って行く道でもあるのだ。
そしてこの道で恐ろしいのはヒルが生息していることである。

山梨の道 田代峠から徳間へ

長者ヶ岳

2013年9月11日
天子ヶ岳山頂→自然歩道分岐→長者ヶ岳山頂→富士山展望所→休暇村富士の分岐→田貫湖湖畔

長者ヶ岳は小林泰彦の日本百低山に選ばれている山である。もちろん富士山の展望がすばらしいのだが、霧に包まれ、日も暮れ始めていて、富士を見ることはできなかった。真っ暗闇の中を田貫湖に向かって下ることになって、湖畔にともる灯りが見えたときはほっとした。

田貫湖から麓へ

2013年9月12日
田貫湖湖畔→自然歩道入口→小田貫湿原→猪之頭→陣馬の滝→遠照寺(太鼓岩)→猪之頭中学校→朝霧高原→麓の吊り橋→麓休憩所

田貫湖の夜が明けると、目の前には大きく富士山が聳えていた。やっと美しい富士山に会うことができた。田貫湖から麓集落まではの間には見所が多い。田貫湖の眺めも素晴らしいし、小田貫湿原、陣馬の滝、何よりもきれいだったのは猪之頭で見た富士山湧水の清流である。

麓から割石峠へ

2013年9月12日

麓休憩所→朝霧高原休憩所→根原の吊り橋→A沢貯水池→竜ヶ岳登山口→割石峠

麓休憩所から歩いて行くと広大な草原が広がる。朝霧高原である。高原から山側に向かうと竜ヶ岳の登山口がある。私はこの山に登って本栖湖に下るつもりだったのだが、時間も遅いし疲れてもいるので止めてしまった。




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