東海自然歩道 岐阜の道



津橋→蓮華岩→公園広場→見返り橋→太郎岩休憩舎→岩屋くぐりコース→関の太郎跡→もみじ橋→松原湖→東海自然歩道本コース

東海自然歩道のサブコース鬼岩公園に立ち寄った。すさまじい巨岩がいくつもそびえ立っていてすばらしかった。
中山道にもどって、歩いて行くと一里塚をいくつも過ぎる。細久手宿はあまり昔の面影は残っていない。この日は琵琶峠にテントを張ったが、中に落ち着いたのは18時を過ぎていた。



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2009年3月28日

東海自然歩道の本コースは津橋から東に向かうのだが、サブコースの鬼岩公園へは南に向かう。車道をまっすぐに行き、小さな川を渡って緩やかに登って行く。
25千分の一の地図には記載されていないのだが、小さな峠を越えるところから山道にショートカットできそうな気がする。でも、峠で道を探してみたが、踏み跡も見つけることはできなかった。しかたがないので少し引き返して地図にある細い道をたどった。この道は大きなUターンを二度もするので、すごく遠回りをするのだ。けっこう急な道を登って尾根の上に出る。冬枯れた林の道をたどると、とつぜん三角点を見つけた。登山を続けていると、なぜか三角点に敏感になってしまうのだ。でも、三角点のおかげで、地図上の自分の位置が確認できた。
尾根を南に歩いて行く。舗装はされていないがしっかりした広い道が続く。尾根の左には松野湖があるのだが、樹林が展望を遮っている。
ようやく行く手に東屋が見えてきて、樹林から抜け出す。
東屋の先は巨大なスラブで、その上に立つと松野湖を展望することができた。そして下を見ると、すさまじいばかりの巨岩の重なりであった。すごい眺めである。
ここから引き返すつもりであったが、この鬼岩公園をじっくり巡りたくなった。でも、この公園の散策路がどうなっているのかわからないので、とりあえず公園入口まで下ることにした。入口には公園の地図があるだろうから。

急な石段を下って行く。この途中から見える眺めも本当にすばらしい。写真をひたすら撮り続けてしまった。
どんどん下って行く。こんなに下ってしまったら、引き返すのは大変だと、少し悔やんでしまった。
ようやく公園入口まで下ると、予想通り公園案内図がたっていた。これによると私が最初に着いた東屋のあったところは蓮華岩という巨岩の上なのだ。案内図によるとおもしろそうなのは渓谷コースから岩屋くぐりコースに入って松野湖湖畔に行くコースである。松野湖からは津橋に引き返さなくても自然歩道に合流できそうである。
整備された遊歩道を歩いて行く。ともかくすばらしい巨岩の重なりである。渓谷に沿って歩いて行くと東屋がたっていた。ここが太郎岩展望台で、目の前にはすさまじい巨岩が絶壁がそそり立っている。
目の前に聳えるのが太郎岩で、その上が蓮華岩である。右には行者岩、その上の巨岩が臼岩なのだ。すごいとしかいいようがない。
この展望台から鉄階段を下って岩屋くぐりの入口に着く。
巨岩が重なるその隙間をくぐって行くのが岩屋くぐりである。入り口には緊急通報ボタンが設置してあった。崩れる危険もあるということなのだろうか、少しビビッテしまう。岩屋くぐりに入って大変なことに気がついた。私は大きなザックを背負っているのだが、岩の隙間はすごく狭くて、ザックがつかえてしまう。しかたがないので、ザックは手で引きずりながら進んだ。中間点では岩のトンネルから一旦抜け出したので、この先の岩屋くぐりはあきらめることにした。残念。でも、そのおかげで行者岩などを眺めながら遊歩道を行くことができた。遊歩道は手すりのついた桟で、途中に鬼之関太郎岩屋跡があった。関太郎と書かれた赤い幟が並んでいて、信仰を集めている遺跡のようである。
巨岩の上を行く遊歩道が終わって、沢を渡るとそのさきは普通の山道になった。沢に沿って歩いて最後に急な斜面を登って松野湖湖畔に着く。松野湖はダム湖である。湖畔に沿って北に向かって歩き、湖畔から離れると山道になる。あまり人が通ることがないようで、かなり荒れた道であった。それでも、自然歩道の指導標がちゃんとたっているので、道は間違いない。



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小さな峠に近道はなかった


三角点があった


東屋の先に蓮華岩がある


公園入口の広場


見返り橋


関の太郎





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