川原越えを過ぎると岐阜県に入る。
養老の滝から関が原をめぐって濃尾平野の北縁をたどり、中仙道の宿場町を通ったりして、恵那市の奥矢作湖に至る310kmが岐阜の道である。
2005年5月25日
川原越えから養老公園へ

2004年11月4日


川原越え→赤岩神社→養老公園

川原峠を越えるとようやく岐阜県である。ヒル・マムシ注意の道を下って、あとは養老山地の山襞に沿って北上する。養老公園に着いたときは、もう暗くなる頃であった。

養老の滝から関ヶ原へ

2004年11月5日

養老の滝→養老神社→元正天皇行幸跡→多芸七坊千体仏→白鳥神社→国道1号線→松尾山→不破関跡→関ヶ原

養老の滝を見て、ひたすら養老山地の山麓を行くコースである。多芸七坊の千体仏はすばらしかった。
松尾山から見下ろす関ヶ原は、兵どもの夢の跡といった感じであった。


関が原から藤森へ

2006年3月3日

関が原駅→藤堂・京極陣跡→福島正則陣跡→不破の関跡→常盤御前の墓→大谷吉隆の墓→エコミュージアム関が原→笹尾山(石田三成陣跡)→関が原決戦地→丸山烽火場跡→伊富岐神社→竹中半兵衛陣屋跡→禅憧寺→藤森お休み処

今日歩くコースのハイライトはなんといっても関が原古戦場めぐりである。

藤森休憩所から六合へ

2006年3月4日

藤森休憩所→平尾池→美濃国分寺跡→大垣市歴史民俗資料館→円興寺→山田温泉→霞間ノ渓→土岐頼忠の墓→大津谷→蘇生の泉→瑞巌寺→六合

このコースは美濃国分寺を訪ねて、それから池田山麓をゆく道である。私は史跡がすきなので、国分寺跡と隣接する歴史民俗資料館をゆっくりと見学した。

六合から鍋倉山越え

2006年3月5日

六合→谷山廃村→鍋倉山→日坂越え→和佐谷→日坂

まったく予期していなかったのだが、鍋倉山はまだ雪山であった。コースは完全に雪に埋まってしまっていて、何度も道に迷ってしまった。時間もかかった。日坂の集落ではテントを張るところがなくて、バス停の待合の中にテントを張った。

日坂から横蔵寺へ

2006年3月6日
日坂→久瀬ダム→津汲集落→小津渓谷→辻峠→横蔵寺→いこいの森

小津渓谷の遊歩道を歩いて辻峠に向かう。すごい雪道になって、道がわからなくなったりした。でも辻峠を越えたら雪はなくなった。ようやく着いた横蔵寺はすばらしい古寺であった。

妙法ヶ岳

2006年3月7日
いこいの森→熊谷直実の墓→横蔵寺旧蹟→妙法ヶ岳→華厳寺奥の院→神原→川内

いこいの森から妙法ヶ岳をめざして山道を行くと、やっぱり雪道になった。でもこの山を越えたら雪がほとんどなくなって、ようやく雪道から開放された。

川内から百々ヶ峰へ

2006年3月8日
川内→鹿穴峠→伊洞→雛倉→西秋沢→則松→宇田→村山→伊自良川→石谷→才峠→椿洞→三田洞弘法→ながら川ふれあいの森→百々ヶ峰→白山展望台

このコースでは二つの峠を越える。寺院では三田洞弘法という立派なお寺があって、この境内の庭園はすばらしい。山にも登った。自然歩道は通らないのだが、百々ヶ峰に立ち寄ったのだ。

長良川から日の出不動へ

2006年3月9日
白山展望台→松尾池→展望台→千鳥橋→長良川リバーサイドウェイ→下芥見→老洞峠→三つ池→天狗谷遺跡→寒洞池→日の出不動→車折神社→大安寺→白山神社

展望台から下ると松尾池でここには白川郷で有名な合掌造り民家がたっている。このコース一番のお勧めは展望台からの長良川と金華山の眺めなのだ。山頂には岐阜城を見ることができる。

犬山城から継鹿尾山へ

2006年3月10日

白山神社→鵜沼宿→ライン大橋→犬山城→犬山遊園地駅→国際ユースホステル→寂光院→継鹿尾山

木曾川にかかるライン大橋を渡ると愛知県である。今日の目玉は犬山城なのだが、朝早かったので見学はやめてしまった。雨の中を犬山市街を抜けて継鹿尾山へ。12時前に山頂に着いたが、雨なのでここにテントを張ってしまった。

継鹿尾山から御嵩へ

2006年3月10日
継鹿尾山→西帷子→可児川→大脇→西洞→今→銅鐸発掘地→泳宮跡→可児歴史郷土館→丸山ダム湖→みたけの森→近鉄御嵩駅

継鹿尾山から少し行くと、岐阜県コースの分岐がある。私はとりあえずは岐阜県コースを行くことにした。今日の私の一番の楽しみは史蹟泳宮跡である。

御嵩宿から津橋へ

2009年3月28日
御嵩駅→商家竹家→願興寺→和泉式部の廟所→中山道牛の鼻欠け坂→耳神社→謡坂石畳→マリア像→謡坂一里塚→十本木立場→一呑の清水→唄清水→御殿場→馬の水呑み場→津橋

御嵩からの自然歩道は中山道をたどることになる。昔の宿場の面影や石畳道が残っていて楽しいコースである。とくに中山道には幕末に公武合体策のために徳川家に降嫁した皇女和宮の史跡がたくさん残っている。

鬼岩公園

2009年3月28日
津橋→蓮華岩→公園広場→見返り橋→太郎岩休憩舎→岩屋くぐりコース→関の太郎跡→もみじ橋→松原湖→東海自然歩道本コース

東海自然歩道のサブコース鬼岩公園に立ち寄った。すさまじい巨岩がいくつもそびえ立っていて絶景がであった。私のお薦めコースである。

細久手宿から琵琶峠へ

2009年3月28日
鬼岩公園→松原湖→鴻巣一里塚→瑞浪一里塚→秋葉坂三尊石窟→開元院→細久手宿→三国見晴台→奥之田一里塚→弁財天池→北野神社→男女松の跡→琵琶峠
鬼岩公園から自然歩道の本コース中山道戻る。
中山道には一里塚がけっこう残っていて、細久手宿はあまり昔の面影は残っていない。この日は琵琶峠にテントを張ったが、中に落ち着いたのは18時を過ぎていた。

大湫宿から十三峠へ

2009年3月29日
琵琶峠休憩所→八瀬沢一里塚→琵琶峠→中山道二つ岩→大湫宿→大湫観音堂→神明社の大杉→大湫宿本陣跡→宗昌寺→尻冷しの地蔵尊→阿波屋の観音堂→権現山一里塚→順礼水→大久後の観音堂→三城峠
今日も引き続き中山道を行くのだ。大湫宿を過ぎると十三峠の難所が待ちかまえている。名前のとおり、十三の峠を越えなければいけないのだ。でも、一里塚や石畳道、そして道ばたの石仏など、歩いて楽しい道である。

三城峠から神明社へ

2009年3月29日
三城峠→深萱立場→藤村高札場→深萱神明社古歌碑群→馬茶屋跡→牡丹石→紅坂一里塚→ぴやいと茶屋跡→乱れ橋→首なし地蔵→姫御殿→猿ヶ根立場→宮の前休憩所→威代寺→殿様街道の馬頭観音→お茶屋場跡→夕立山休憩所→神明社休憩所
さらに引き続き中山道を行く。皇女和宮の跡や一里塚、石仏を見ながら辿る道である。宮ノ前から岩村までのコースは「牧場とアルプスをのぞむ道」というだけあって、南アルプスや恵那山のすばらしい展望が待っていた。

岩村から明智へ

2009年3月30日
神明社石仏群→希菴塚→希菴橋→経塚→岩村鉄道軌跡→岩村城下散策(巌邑天満宮→道標と四面塔→枡形→勝川家→浅見家→明治郵便ポスト→木村家→水野薬局看板→浄光寺)→飯高観音→三十三カ所供養塔→役行者石像→安住寺(遠山家墓所)→八王子神社

このコースの目玉は岩村城下の古い家並みの散策と日本三大観音の一つという飯高観音の参拝である。

大正村から三本松峠へ

2009年3月30日
八王子神社→大正村(大正村役場→絵画館→大正浪漫館→大正村資料館→逓信資料館→遠山氏屋敷跡→おもちゃ館)→明智回想法センター→千畳敷公園→柏尾→颪→黄梅院→串原村石仏群→三本松休憩所
このコースの一番の見所は大正村である。本当は明智町なのだが、街中には大正時代の古い建物が散在していて、これを巡る散策コースはすごく楽しい。

三本松峠から閑羅瀬へ

2009年3月31日
三本松休憩所→(2.1km60分)→閑羅瀬

わずか2.1km、所要時間60分のコースで1ページつくったのだが、閑羅瀬で岐阜県のコースが終わるので、ここで区切るしかないのだ。三本松休憩所から閑羅瀬の集落に向かって下って行くと、矢作川が見えてくる。桜の花が咲く集落を歩いて閑羅瀬橋に着く。この橋を渡ると愛知県である。思えば川原越で岐阜県に入って、ここまで310.8kmを歩いたことになる。




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