秩父巡礼の旅 



BACK 18番 神門寺

2009312

JR秩父駅から726分の電車に乗って、大野原駅に着いたのは731分であった。
昨日の続きを歩くのだが、少し引き返さなければいけない。すぐに
19番札所の分岐があって右折する。
300mほど行くと、右に宗福寺があった。マップには、龍石寺の納経所が不在の時はここで朱印をもらえるらしい。この前を左折して、細い道を行く。目印の酒屋さんがあって、ここで右折すると19番札所の龍石寺である。
入口にはお地蔵様が
7体並んでいた。普通は六地蔵なのにどうして七つもあるんだと思ってしまう。真ん中にたつのが大きいからこれは別なのかもしれない。
すっきりした形の御堂なのだが、建物は新しい。雨漏りなどの痛みがひどかったのを、昭和44年に建て替えたのである。
よくみると、この本堂は大きな岩盤の上に建っているのだった。
本堂の前で読経して、それから境内の御堂を丹念に見て時間をつぶしたが、納経所が開かない。時間はまだ8時前なのだ。この秩父の札所は8時から納経を受け付けてくれるのだ。85分前になっても、人が来る気配がないので、あきらめて留守の時に受け付けるという宗福寺にいってみようかと歩き始めたら、ちょうどバイクに乗ったおじさんがやってきた。この人が住職であった。よかった。
朱印をもらったら、住職は御堂の扉の鍵を開けてくれた。せっかくなので、中に入ってもう一度読経した。
境内にあるマップには、江戸巡礼古道がかかれていた。ずうっと舗装道を歩いていたが、この道は楽しそうである。この古道はお寺でくれる巡礼経路のイラストマップには書書かれていないのだ。
龍石寺からはさっそくこの古道を行くことにした。


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大野原駅


札所の標識が見えた


酒屋から右に入る


札所への入口



●宗派

●本尊

●住所



●行程
曹洞宗

千手観音菩薩

秩父市大畑町15-31
0494(23)7758


18番へ1.5km 20番へ0.8km
●縁起
昔、この地方に大干魃があり、弘法大師は天皇の勅により雨を祈られたところ、ここの大盤石二つに割れて、神泉苑より竜が昇天し、雲を呼びたちまちに雨降りおこり、人畜草木みなよもがえり大豊作を得たという。

●堂塔

最大の特徴は、寺自体が巨大な岩盤の上に建っていることである。現在の堂は昭和48年に復元されたものであるが、それまでは雨漏りがひどく本尊その他の諸仏は他の寺に預けられていたという。本尊の千手観音坐像は室町期のものであるが、寺伝では弘法大師の作で京都から飛来したことになっている。





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