秩父巡礼の旅 



 六番札所から八番札所へ
小松沢農園


下りの細い道があった


権現橋を渡る


ここから左に入ると八番札所


BACK 六番札所 卜雲寺

2009年3月10日

番札所は巡礼道の一番東端にあるので、これだけは終わらせておきたい。八番が終わったら、あとは秩父市街に引き返して行くことになるのだ。もう一度8番までくるのは大変である。
指導標に従って急ぎ足で歩いて行く。山に向かって緩やかに上って行くのだが、あせっているときに登りはきつい。山の斜面にバンガローが建ち並んでいるのが見えてきた。「小松沢農園」という看板がたっていて、観光農園なのだろう。この入口のところで右折して、行く手に大きく武甲山を見ながら歩いて行く。
突然、道の右に細い階段道があった。歩き巡礼用のショートカット道である。この急な階段を下って車道に合流して、すぐに大きな川を渡る。権現橋という名前であった。
さらに行く手には西武鉄道の高架が見えてきて、これをくぐる。時間はもう1645分を過ぎた。仕方がないので、小走りで行く。ようやく左に8番札所の指導標があった。
これに従って左の道に入って、緩やかに上って行く。ようやくお寺の屋根が見えてきたが、入口は大きく回り込まなければいけなかった。
門を入ると、本堂へは石段を少し下るのだ。境内の真ん中には巨木が枝を広げていた。その下は苔が敷き詰められている。私は巨木が好きなので感動してしまった。でも、時間がないので先に朱印をもらうことにした。
175分前であった。
朱印をもらってから本堂前で誦経した。中に入って誦経しようとしたのだが、暗くて経文が読めなくて外に出なければいけなかったのだ。
納経がすんだので、ゆっくりすることにした。ベンチにすわって、ポッドのお湯でコーヒーをつくった。あったかいコーヒーを飲みながら、巨木を見上げる。説明では樹齢600年という「こみねもみじ」なのだ。その枝振りがほんとうにすばらしい。この巨木の下には小さな如意輪観音の石仏がおかれていた。




●宗派

●本尊

●住所



●行程
臨済宗南禅寺派

十一面観音菩薩

秩父郡横瀬町横瀬598
0494(23)3413


七番へ2.1km 九番へ1.8km 
●縁起
開基は旅僧で開山は臨済宗円福寺の第三世竹印和尚という。

●堂塔

本尊十一面観音像は秘仏で、恵心の作。本堂は文化7年の建立だが、近年修復された。堂前にあるコミネモミジの巨木は樹齢約600年、高さ9m、枝ぶり南北18m東西20mで天然記念物に指定されている。


 八番札所から横瀬駅へ
武甲神社


西武鉄道の高架


線路を右に見ながら駅に向かう



大満足で、番札所をあとにした。
お寺から少し下ったところに武甲神社の別院と井戸の跡がある。ここにある井戸は「城谷沢の井」といって、秩父絹発祥の地なのだ。この井戸で白絹を晒したのだそうで、県指定の史跡となっている。
これを見てから横瀬駅に向かった。

すぐに左に下って行く道があって、その下で橋を渡ってから緩やかに上り返すと西武鉄道の高架が聳えたっている。線路に沿って歩いて行くと武甲山の眺めがすばらしい。
車道から外れて歩き巡礼の道を上ると、赤い旗が建ち並ぶ地蔵堂に着いた。延命地蔵というのだ。
ここからは線路に沿った広い車道をひたすら歩く。日も沈んで寒くなってきた。
ようやく横瀬駅に着いたのは1742分であった。
10分ほど待ったら電車がやってきて、一駅で西武秩父駅に着く。
駅から外に出るともう暗くなっていた。駅から国道に出て、暗い道を歩いて行くと意外と早く道の駅に着くことができた。
車の中でハムサンドと味噌ラーメンを食べた。あとは、今日の記録をパソコンに打ち込んでいたら、0時になってしまった。
すごいく寒くなってきて、足が凍える。



NAXT 15番札所 少林寺

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