秩父巡礼の旅 




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2009年3月10日

7
番札所から10分ほど歩いて、指導標に従って左の細い道に入る。その突き当たりに「ねがい地蔵」があった。八代将軍吉宗の時代、この地方を疫病が襲ったのだが、この地蔵に平癒祈願をしたところ悪疫退散の功験があったのだという。今は、子授け・入試合格・大願成就などで信仰を集めているらしい。
この地蔵尊の前で右折すると道には「南無観世音菩薩」の赤い幟が建ち並んでいる。すぐに左に石段があって、これを上ると本堂の前であった。
ここまでまわって気がついたのだが、秩父の札所は禅宗の寺が多いような気がする。
境内には宝暦12年という古い観音菩薩石像があった。

納経を終えたのは1633分、次の札所までは2kmだと教えてもらった。納経時間までに着けるかギリギリである。


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この突き当たりに願い地蔵があった


赤い幟が並んでいた




●宗派

●本尊

●住所



●行程
曹洞宗

聖観音菩薩

秩父郡横瀬町横瀬1430
0494(24)6236


五番へ2.1km 七番へ0.7km
●縁起
本尊の行基作と伝えられる聖観音像は、古くは武甲山頂の蔵王権現社に祀られていた。いつの頃か、とが池にすむ大蛇をこの聖観音に祈願して村人たちが退散させた。村人たちは、とが池を埋めて草堂を立て、武甲山から観音を移して、荻野堂としたという。開基は島田与左衛門という村人で、寺号は彼の法号「卜雲源心庵主」に由来する。

●堂塔

寺宝となっている着色紙本「荻野堂縁起絵巻」は天明元年(1781)の作。武甲山蔵王権現と荻野堂の関わりが詳しく書かれている。




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