2009年3月10日 7番札所から10分ほど歩いて、指導標に従って左の細い道に入る。その突き当たりに「ねがい地蔵」があった。八代将軍吉宗の時代、この地方を疫病が襲ったのだが、この地蔵に平癒祈願をしたところ悪疫退散の功験があったのだという。今は、子授け・入試合格・大願成就などで信仰を集めているらしい。 この地蔵尊の前で右折すると道には「南無観世音菩薩」の赤い幟が建ち並んでいる。すぐに左に石段があって、これを上ると本堂の前であった。 ここまでまわって気がついたのだが、秩父の札所は禅宗の寺が多いような気がする。 境内には宝暦12年という古い観音菩薩石像があった。 納経を終えたのは16時33分、次の札所までは2kmだと教えてもらった。納経時間までに着けるかギリギリである。