■真言宗善通寺派 ■開基/藤原不比等
■御本尊/十一面観世音菩薩
推古天皇33年(625)に薗子という尼が霊木で本尊を彫って、御堂を建てたのが寺の始まり。その後、藤原不比等が妻の「海女」の墓を建立して「四度道場」と名づけた。札所有数の古刹である。
     ■85番八栗寺から 7.6km
     ■香川県志度町志度1102
     ■TEL 087-894-0028


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5月11日(39日目)

9
50分、八栗寺を後にする。鳥居の向うにケーブルカー山上駅があった。この八栗寺の標高はわずか230mなのだからそれくらい登れよ、と思ってしまう。でも、この寺には車道は通じていなくて、私が登ってきた道ちは麓のケーブル駅を過ぎたところで車両進入禁止になっていた。これもお寺のアキナイか。
アスファルトの道をひたすら下って行く。
どんどん下って人里に入るところに「二つ池親水公園」があった。大きな溜め池があって、池畔には東屋とトイレがつくられている。ここは野宿の候補地として検討したところでもある。

ここからさらにゆるやかに下って、琴平電鉄の線路を越すと国道11号線である。さすがに車の量が多い。
ここからは志度湾に沿って歩く道である。

途中から旧道に入って歩いて行くのだが、この道は雰囲気がある。古い家並みが残っていて、さらに行くと平賀源内の資料館があった。どうしてこんなところに平賀源内なんだと思ってしまったのだが、源内が生まれたのはこの地なのだ。源内は日本で初めての発電器「エレキテル」を作った奇才である。私はなぜか、彼は江戸っ子だと思っていたのだ、立派な高松藩士だったのだ。
この源内館から志度寺は近い。歩いて行くと道端に新しく作られた遍路休憩所があった。こうした休憩所を見つけると、すぐ野宿できるかどうかを考えてしまう。もう、野宿遍路にどっぷり浸かりきっている自分である。

志度寺に着いたのは12時であった。仁王門があって、両脇には大きなワラジが下がっている。そしてなによりも大きな五重塔が聳えているのに驚いた。ただし、この塔は昭和50年に再建されたものである。
さて、あとは
87番長尾寺にお参りしてから、遍路交流センターの東屋に泊まろうと思っている。


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MAP


ケーブル駅


二つ池親水公園


源内邸の手前に大きな石灯籠


新しい遍路休憩所





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