■高野山真言宗 ■開基 桓武天皇(勅願)
■御本尊/虚空蔵菩薩
「一に焼山、二にお鶴、三に太龍」といわれた四国霊場第三の難所で、標高600mの山頂近くにある。堂宇は本堂の横から御廟の橋・大師堂の拝殿、その裏に御廟と、高野山の奥の院と同じ配列になっている。
     ■第20番札所 鶴林寺から 6.5km
     ■徳島県阿南市加茂町龍山2
     ■TEL 08846-2-2021


BACK 20番 鶴林寺


3月21日(五日目)

鶴林寺で納経を済ませて、次の太龍寺をめざす。実は太龍寺は隣の山の上にある。しかも、遍路道は尾根道でつながってはいなくて、一旦下りきってもう一度登り返すのだ。

急な道をジグザグに下って行く。途中で車道を横切って、さらに下る。
下に着くと東屋があったので、ここで休憩してパンを食べた。
少しアスファルトの道を歩いて橋を渡る。この川の流れはすばらしくきれいだ。四国には清流が多いのだ。橋から蒼く澄んだ流れを見ながら歩いて行くのは気持ちがいい。橋を渡ったところから林道に入って、この道をしばらく行く。登坂口があって、再び急な登りが始まる。

ようやく登りきるとそこには車道があった。T字路になっていて、左に行くと22番札所の平等寺への道で、私はまず右折して21番の太龍寺を目指さなければいけない。
お寺の門があった。やったぁと思ったら、本堂へはここからさらに15分歩かなければいけなかった。

参道を歩いて行くと「ロープウェイ駅はこちらではない」という看板が立っている。この寺にはロープウェイが通じているのだ。山頂にはこの太龍寺があるだけなのだから、ロープウェイの利用者は参拝者だけということになる。経営がなりたつほどの乗客がいるのかと心配してしまった。
赤い門柱があって、その向こうが境内である。
すぐに六角経堂があって、庫裡がある。この建物は長くて、その廊下の天井には竜の絵がかかれているのだ。
裡が納経所で、その向こうには石段の上に楼門が見える。本堂へはこの楼門をくぐった向こうなのだ。

参拝していると、栄タクシーで同宿した大学生に会った。いつのまにか追い越されていたのだ。
本堂には長い石段を登らなければいけなくて、最期の登りがきつく感じた。
本堂で手を合わせて、右の参道を行く。本堂のすぐ後には多宝塔がたっているのが見える。参道を行くと、左に石橋があって、その奥に建つのが大師堂である。大師堂も本堂も軒壁の彫刻がすばらしいと思った。大師堂の左に多宝塔に登る階段があったので登った。そこから広い境内を見下ろした。それだけである。
参道に戻って石段を下ると楼門がある。それをくくって下ったところが庫裡の広場に戻った。こうして太竜寺の境内を一周した。
参拝をすませて、納経所の横に庫裏のような建物にあるという龍の絵を観にいった。高知出身の画家の絵だというのだが、けっこう迫力があった。
次の札所平等寺までは
12kmである。



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川の手前に東屋があった


那賀川を渡る


門があった。でも本堂までは遠い。



太龍寺境内に着く


太龍寺参拝



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