■高野山真言宗 ■開基 弘法大師
■御本尊/地蔵菩薩
標高570mの山頂に立つこの寺への道は「一に焼山、二にお鶴、三に太龍」といわれた二番目の難所である。境内には六角地蔵堂、忠霊殿、護摩堂、三重塔などの堂宇がたつ。
     ■第19番札所 立江寺から 14.0km
     ■徳島県勝浦町大字生名字鷲ヶ尾14
     ■TEL 08854-2-3020


BACK 19番 立江寺


321日(五日目)

泊まった遍路宿には布団とかはない。私はシュラフで寝ていたのだが、同宿のお遍路はそうした寝具はちゃんとしたもっていなかった。歩き遍路は荷物を軽くするために、私のような重装備の人は珍しいということがわかった。
7
時に行動を開始した。同宿者の二人に別れを告げて、歩き始める。
40分ほど行くと広い道にぶつかって、左折する。この角にローソンがあったので、朝食として弁当を買った。500円。
県道16号線を歩いて行くと満開の咲く桜の木があった。今の時期、四国はどこへ行っても美しい花を見ることができる。四国遍路をするなら、ぜったいこの時期だと思ってしまう。
この桜の木の向かいに老舗のお菓子屋さんがあって、開店の準備をしていたのだが、そこの店員からお接待の声をかけてもらった。でも、さっきローソンで休んだばっかりだったので断ってしまった。お接待は極力受けなければいけないのだけれども…、ちょっと心が痛んだ。
生名の集落で県道から離れて、左の道に入る。
そこには、おなじみの遍路道の指導標が立っていたのだが、なんと「鶴林寺登山口」と書かれていた。これからの道は「登山」なんだと気持を引き締めることにした。
少し行くと登山口。ここから本当の登りが始まる。この道も「遍路ころがし」といわれているのだ。階段の道になっていて歩きにくい。
途中に祠があって、それはお大師さま所縁の「水呑大師」というのだ。
こからさらに50分ほど急な道を登って、
20番札所の鶴林寺についたのは10時半であった。
あとで調べたらこの寺の標高は
500mで標高差470mを登ったのだった。疲れるはずだ。


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バス停「法泉寺前」に遍路宿はある


満開の桜の木があった。きれいだ。


鶴林寺への分岐、「登山口」と書かれていた


水呑大師






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