栃木17.名刹と旧跡を訪ねるのみち.



このコースには親鸞の専修寺とか二宮尊徳の桜町陣屋があったりで、史跡としての見所が多いのだ。
コース
下久保駅→15分→長栄寺→15分→鹿古墳群→55分→専修寺→30分→蓮城院→5分→桜町陣屋跡→1時間20分→田町橋

合計3時間30分 歩行距離 15.3km

 真岡駅から専修寺
真岡駅


長栄寺の楼門


八幡宮からの道


専修寺楼門

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1999313

前回、下久保まで歩いたときはすぐにでも続きを歩こうと思っていたのだが、1ヶ月ほどたってしまった。だいぶ暖かくもなってきた。
今日は2つのコースを連続して歩こうと思っている。
真岡駅に降り立って、駅前を右に向かって、すぐに線路を渡る。
小さな流れの五行川を渡ると、りっぱな楼門が立っていた。これは藤原秀郷が平将門を討つときに戦勝を祈願したという長栄寺の門で、今はこの門だけがぽつんと残っているのだ。

ここからはすぐに、右に分岐する道に入る。少し行くと、こんもりとした林があって、鹿古墳群という案内板がたっていた。天神山古墳という前方後円墳と3つの円墳でなる古墳群だそうだが、遠そうだったので行くのはやめてしまった。この案内のところには小さな神社(阿部品八幡宮)がたっていた。
田んぼの中の道をのんびりと歩いてゆく。1時間ほど行くと広い道に出て、左に曲がるとすぐに専修寺であった。
これは親鸞聖人が建立した唯一の寺なのだ。立派な二層の総門があって、その真正面に如来堂があり、広い境内には御影堂・鐘楼がたっている。親鸞はこの地で7年間すごしたのだという。
私は、親鸞の浄土真宗の教義がよくわからない。その思想は歎異抄に記されているのだろうが、どうも、この考え方というのは釈迦の仏教とはまったく別のものではないかという気がしてならないのだ。一度、じっくりと親鸞の思想を勉強してみたいとは思っているのだが…。



 二宮神社から田町橋へ  
桜町陣屋跡


「二宮先生起業の地」の石碑


田町橋の案内板


専修寺からは、学校の前を通って蓮城院に向かう。このお寺には二宮尊徳の墓があるのだ。
蓮城院は質素な田舎のお寺という感じであった。このすぐ裏に二宮神社がある。石の鳥居から林の中に参道が通じていた。
この神社に隣接して「桜町陣屋跡」がある。
これは小田原藩主の三男がこの地の支配のために置いた陣屋で、二宮尊徳は小田原藩主の命令でこの地に赴任したのである。尊徳はここに20年余り住んで、荒地を開拓し、報徳訓道徳と経済をあわせ説いた尊徳独特の教義をひろめて農民を指導したのだ。
二宮尊徳といったら、昔の小学校の校庭にたっていた薪を背負って本を読みながら歩いている銅像を思い出してしまうのだが、実は、私はこの人物のことはよくわからないのだ。
陣屋跡から田園風景の中を歩いて五行川の河畔に着く。この川は今日、下久保駅を出発してすぐに渡った川である。
この川に沿ってサイクリングロードを歩いて行くと、真岡の町並みが近づいてくる。
五行川にかかる田町橋で次の「雲流れる桜花のみち」に接続する。私は続けて歩く。


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