BACK 栃木16 アシそよぐ水辺のみち
1999年3月13日
前回、下久保まで歩いたときはすぐにでも続きを歩こうと思っていたのだが、1ヶ月ほどたってしまった。だいぶ暖かくもなってきた。
今日は2つのコースを連続して歩こうと思っている。
真岡駅に降り立って、駅前を右に向かって、すぐに線路を渡る。
小さな流れの五行川を渡ると、りっぱな楼門が立っていた。これは藤原秀郷が平将門を討つときに戦勝を祈願したという長栄寺の門で、今はこの門だけがぽつんと残っているのだ。
ここからはすぐに、右に分岐する道に入る。少し行くと、こんもりとした林があって、鹿古墳群という案内板がたっていた。天神山古墳という前方後円墳と3つの円墳でなる古墳群だそうだが、遠そうだったので行くのはやめてしまった。この案内のところには小さな神社(阿部品八幡宮)がたっていた。
田んぼの中の道をのんびりと歩いてゆく。1時間ほど行くと広い道に出て、左に曲がるとすぐに専修寺であった。
これは親鸞聖人が建立した唯一の寺なのだ。立派な二層の総門があって、その真正面に如来堂があり、広い境内には御影堂・鐘楼がたっている。親鸞はこの地で7年間すごしたのだという。
私は、親鸞の浄土真宗の教義がよくわからない。その思想は歎異抄に記されているのだろうが、どうも、この考え方というのは釈迦の仏教とはまったく別のものではないかという気がしてならないのだ。一度、じっくりと親鸞の思想を勉強してみたいとは思っているのだが…。
|