坂東三十三ヶ所巡礼.






 葛生から満願寺へ
道の駅どまんなかたぬま


葛生駅から駅前通りを走る


変形十字路


立木地蔵前に着いた

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201164

長谷寺から満願寺へは関東平野の北辺を横切ることになる。前橋から国道50号線に入って、佐野市の道の駅「どまんなかたぬま」に着いたら夕方になっていた。
今朝は6時に道の駅を出発して、まず東武線の葛生駅に行った。この駅をスタート点にしたかったのだが駐車場がないので、駅の裏の河川敷に行って、ここに駐車。自転車を組み立てた。
駅前商店街を走って、北に向かって自転車を走らせる。仙沢の変形十字路で右折。ここから7分ほど走ると県道の右に出流山の入口があった。ここから道は坂道になって、自転車のペダルがすごく重くなった。日鉄鉱業の工場を過ぎると、さらに上りはきつくなった。
息を切らして上って行くと左に神社の社があった。ここが佐野市指定文化財の「立木地蔵尊」であった。
お堂を覗いてみると中はガランとしていて、その中にポツンと木彫地蔵尊がたっていた。彫刻としてそんなに優れたものには見えなかった。
この境内には石のお地蔵様もあって、この
横に小さな石仏が並んでいた。
立木地蔵から小さな石橋を渡ると佐野市から栃木市に入る。ヘアピンカーブの先、羽鶴峠に向かって急登する。ようやく峠を越えて下って行くと、屋根のかかった石仏群があったのでここで休憩した。
ここには「観音水」という湧き水があった。飲んでみたらうまかった。

少し下るとY字路があって、ここを左に行くと満願寺の仁王門が見えてきた。




 満願寺を参拝
薬師堂


本堂


境内にあった仏足石


仁王門に立つ仁王像は室町時代のもので、筋肉がたくましく力強い造りである。

このすぐ先に薬師堂があった。鮮やかな朱塗りで、享保年間のものである。
この先、Y字路があって、左に凝った造りのホテルのような「出流山会館」が見えた。この奥に本坊があった。出流山本坊は昭和53年に完成したもので、寺務所や講話のための大広間がある。
Y字路を右に行くと、池があって、その向こうにインドの寺院のようなものが見えた。これは鐘楼であった。
この前の石橋を渡って、鋭角に曲がって石段を上ると本坊の前に着いた。ここからが本堂が見えた。

本堂に向かう参道の横に池があって、弁財天の像が安置されている。そして古びた木造のお堂があって、中には大きな石の十一面千手観音が立っていた。
参道を進むと、両側に龍が刻まれた立派な石の灯篭がたっていたり、不動明王の銅像、石のお地蔵様などが並んでいる。
石段を上って本堂(大御堂)の前に立つ。元々は足利義満の寄進によって観音堂として建てられたのだが、1740年の大火で消失。今の本堂は明和元年(1764)再建されたものである。本堂の前で読経して参拝を終えて、引き返した。
悔やまれるのは奥の院を参拝しなかったことである。奥の院のことに気がつかなかったのである。絶壁の中腹に立つ舞台造りの奥の院に参拝したかった…。


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●宗派/真言宗智山派別格本山 ●本尊/千手観音菩薩 ●開基/勝道上人





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