坂東三十三ヶ所巡礼.






 鹿沼から平和公園へ
JR鹿沼駅


ひたすら国道を走ってゆく


田野町の交差点

BACK 17番札所満願寺

2011年6月4日

満願寺から自転車で葛生に戻って、車を走らせて鹿沼駅に着いたのは
11時である。
駅から自転車で大谷観音を目指す。国道293号線を走って行くと、左手にお堂がたつ広場があった。これが「栃窪薬師堂」で、このお堂には木喰上人の彫像が祀られているのだ。木喰上人は65歳のとき、この地に5ヶ月滞在していて、そのときに刻んだのである。私は円空や木喰の仏像が大好きなのだ。でも、お堂は1月・4月・12月の第1日曜日だけ開帳されるので、もちろん中を観ることはできなくて、案内板の写真で我慢するしかなかった。
さらに国道を走って、田野町の交差点に着き、ここで右折して少し走ると大谷の交差点。ここで左折して曲がりくねった道を行くと「石の里大谷」の看板があった。
石造りの蔵のような株式会社屏風岩を過ぎると県道(大谷街道)から平和公園への入口があって、きれいなトイレがあった。この上には奇岩が見える。天狗の投げ石であった。




 平和公園
平和観音


少し行くと正面に大きな観音像が見えてきた。ここは大谷石の石切り場で、この巨大観音はこの大谷石に刻まれたものである。昭和
31年(1956)に開眼したらしい。
観音像の前には「親子かえる」という二つの巨岩があった。蛙に見えるらしいのだが私にはただの岩にしかみえなかった。
観音像の前から右に行くと、巨大な岩壁がそそり立っていて、この回廊を抜けると、正面には巨岩はそびえていて、その前にはたくさんの五輪塔が並んでいた。この左にたつ赤い門が19番札所の大谷寺の仁王門であった。




 大谷寺参拝
大谷寺本堂


弁天堂をお参り


仁王門をくぐると、大岩壁が聳え立っていて、その下に本堂があった。本堂は今にも巨大岩壁に押しつぶされそうに見えた。

お寺の本尊はこの岩肌に刻まれた千手観音なのだ。本堂の前から堂内をのぞいてみたが、暗くてよくわからなかった。案内板の写真でがまんするしかない。
本堂の横の岩壁にはたくさんの石仏が刻まれていて、私はこうした磨崖仏が大好きなので、時間をかけて眺めてしまった。

境内には大きな池があって、そこに赤いお堂のたつ中の島があった。白い蛇の彫刻も見えた。赤いお堂は弁天堂である。赤い橋を渡って、弁天堂にお参りすると、中には金色で極彩色の弁天像が祀られていた。
札所から出てから平和観音の後ろの展望台に上ってみた。大谷石の石切り場が一望できた。


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●宗派/天台宗 ●本尊/千手観音菩薩 ●開基/弘法大師





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