2011年6月3日 中禅寺から16番札所の水澤寺に向かったのだが、けっこう遠い。 中禅寺湖からは「いろは坂」を下って、清滝で国道122号線に入り、桐生市に下る。渋川の手前にあった「道の駅大胡」に泊まった。 道の駅を7時半頃に出発して利根川沿いのサイクリングロードに車を停めた。ここから自転車で水澤寺を目指す。 河岸から走って行くとすぐに坂東橋があって、ここから県道を走って八木原駅に着く。駅前広場から県道26号線を真っ直ぐに西に走ってゆくと高速道路の高架があって、これをくぐって、さらに20分ほど行くと上野田の十字路に着いた。この交差点を右折して県道15号線に入る。この県道は「上毛三山パノラマ街道」というらしい。上野田の交差点には寛政年間の石仏が立っていた。 上野田ふれあい公園の入口を見てさらに30分ほど走ると、市街地からはずれて道は杉林に入った。「水澤観音この先2km」の看板があった。 水澤観音に着いたのは9時45分である。
けっこう急な石段があって、その先に仁王門がそびえていた。仁王門は鮮やかな朱で、装飾も鮮やかであった。仁王像の後ろは風神雷神像なのだが、いかにもお粗末な彫刻であった。がっかり。 仁王門から再び急な石段を上って、本堂前の広場に着く。正面には本堂(観音堂)。本堂の左には急な石段があって、この上には醍醐大権現のお堂が見えた。石段を見上げるとあまりにも急で、このお参りを止めてしまった。(コンジョウナシ…)石段の横には水子地蔵が立っていた。 本堂の右には六角堂があって、その間に魔除け・盗難除けの石碑があった。六角堂は鮮やかに彩色された彫刻で飾られている。六角ごとに6体のお地蔵様が立っているのだが、これは地獄・餓鬼・畜生・人間・天人の各界に現れる地蔵尊で、これは回転させることができる。 六角堂の横には十二支守り本尊の石仏があって、さらに参道を進むと駐車場に行き当たる。水澤観音と刻まれた大きな石碑がたっていた。 参道を引き返してゆくと大きな杉の並木で、鐘楼があって、その隣には小さな池があった。池の中には弁財天の石仏があった。