坂東三十三ヶ所巡礼.





 仁王門から参道を行く
中禅寺仁王門




桂の巨木前の石仏

BACK 東武スモールワールド

201162

東武ワールドスクウェアに時間をかけすぎて、18番札所の中禅寺に着いたのは15時であった。
中禅寺は中禅寺湖の湖畔にある。中禅寺湖には何度も訪れているのだが、この寺に来たのは初めてである。
駐車場は仁王門のすぐ前にあるので、巡礼道を歩くことはまったくない。
門は朱に塗られていて、仁王像の彩色も鮮やかであった。仁王門をくぐって振り返ると、こちら側には風神・雷神が立っていた。

門をくぐるとすぐ右に鐘楼がある。
境内には桂の巨木があった。昭和の初期に大ヒットした松竹映画「愛染かつら」のロケはここで行われたらしい。
この後ろに小さなお堂があって、愛染堂という。愛染かつらの映画のおかげで、縁結びに御利益があるということになっているらしい。
すぐ先には手水鉢があって、この前には石塔と地蔵尊がたっていた。この水は「延命水」というらしい。呑んだら長生きできるのかと呑んでみた。うまかった。
このすぐ先には納経所があって、正面には波之利大黒堂がたっていた。




 中禅寺を参拝
波之利大黒堂


二階の五大堂から見る男体山


観音堂から五大堂を振り返る


真っ直ぐに参道を進むと拝観受付があって、突き当りには「波之利(なみのり)大黒天堂」がある。名前からしたらサーフィンの神様かと思ったりしてしまうのだが、日光山を開いた勝道上人が中禅寺湖を訪れたとき、浪の上に大黒天が現れたという。その大黒天を祀っているのがこのお堂なのだ。
大黒堂の前で左折すると本堂の入口である。

本堂と書いたが、観音堂である。本尊は十一面千手観音で、根がついたままの桂の木にそのまま彫ったもので、立木観音ともいう。
観音様の前で読経して、それから堂内を観てまわった。
ここから二階に上がると五大堂で、不動明王、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王が祀られているのだ。
二階のベランダからは、眼下に中禅寺湖が広がっていて、湖の向こうには男体山も見えた。
五大堂から細い坂道を下って観音堂に戻る。振り返ると五大堂は石垣の上に建っていて、高くそびえていた。この坂道からは中禅寺湖の眺めもすばらしかった。
中禅寺の参拝を終えたのは15時40分。今日の参拝はこれで終了。次の札所の途中に道の駅を探して泊まるつもりだ。


NEXT 第16番札所 水澤寺

BACK 坂東三十三所巡礼

●宗派/天台宗 ●本尊/千手観音菩薩 ●開基/勝道上人




総合TOP My日本の山  My日本の道  日本の旅  自己紹介






















inserted by FC2 system