秩父巡礼の旅 



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2009年3月11日

15
番は今朝一番にお参りしたので、次に目指すのは16番の西光寺である。ちょっと道がわかりにくいのだが、カンで歩いていったら、ちゃんと巡礼道の札が下がっていた。細かく右折左折を繰り返して、お寺の近くの郵便局までたどりついた。その横には大きな蔵のような建物がある。これは秩父祭りの山車を納めている蔵なのだ。
郵便局の横の細い道に入る。これが西光寺へ続く参道で、道には梅の花がきれいに咲いていた。

山門をくぐって境内に入る。本堂の左に千社札がいっぱい張られた円筒の御堂があった。酒樽大黒というのだが、本当に酒樽に穴を開けてお堂にしているのだ。
山門をくぐると正面に本堂がある。
本堂にお詣りしてから、境内にある休憩所で少し休んだ。本堂の左に「関東八十八所」の回廊堂があるのに気づいた。中に入ると、回廊に八十八の仏像が並んでいる。天明3年(1783)の浅間山の大噴火による火山灰で、秩父一帯も大飢饉となって死者が続出したのだが、これを供養するために四国八十八カ所の本尊模刻を安置したのだ。

また境内には仏足石もあった。


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秩父祭りの山車の収蔵庫


西光寺の参道



関東八十八カ所の入口

●宗派

●本尊

●住所



●行程
真言宗豊山派

千手観音菩薩

秩父市中村町4-8-21
0494(22)4444


15番へ0.8km 17番へ1.3km
●縁起
ある僧のの前に突然老婆があらわれ、過去を懺悔して、霊験あらたかな観音像を導くから私の冥福を祈ってほしいと懇願して姿を消した。僧が老婆の菩提を弔うことによって、本尊の観音像を安置することができたという。

●堂塔

本堂を兼ねた観音堂は宝永7年(1710)の建立。境内右手に、古い宝形造りの三間四面のお堂があるが、これは初期の観音堂で、今は札堂と呼ばれている。




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