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2009年3月11日
次は14番の今宮坊に向かう。
町の中の細い道を行く。東京電力のビルを左に見て直進すると、今宮神社があった。そこにたつ案内板には秩父霊場発祥の地と書かれている。これは寄っていかなければいけない。
今宮神社の境内の真ん中にはケヤキの巨木があった。千年欅というのだから、樹齢1000年なのだろうか。ともかく幹の太さがすごい。
境内には役行者を祀る御堂があって、その横には清龍の滝をいう武甲山の伏流水が流れ出ている。かって、秩父の巡礼者はここで身を浄めてから、巡礼に出発したのだそうだ。でも、これは平成15年に復元されたものなのだ。
正面にある今宮神社にお詣りしたのだが、それはコンクリート造りで、あまりありがたみはなかった。
せっかくお詣りしたので、朱印をもらうことにした。納経帳の一番後ろに朱印をおしてくれた。
ここから今宮坊に向かう。
家並みの中の細い道を行くと、左に御堂があった。この今宮坊というのは今宮神社の中にあったのだが、明治維新の神仏分離令で今宮神社と今宮観音堂に分けられてしまったのだ。
ここにある本堂は観音堂で、本尊は聖観音像である。でも、中は見ることはできなかった。この隣に小さな勢至堂がある。
この寺の納経所は境内にはなくて、すぐ傍の民家であった。
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