5月2日（30日目）

5時に起きてパッキング。このお堂の世話するひとに「6時から和尚さんがきて朝のお勤めをするので、それに出て欲しい」といわれている。
洗顔していたら、作業服を着たおじさんがお堂を開けていた。掃除の人かと思っていたら、これが和尚さんであった。
6時からと思ってのんびりしていたら、10分前に読経が始まってしまって、あわててお堂に上がった。
和尚さんの後ろに座って、一緒に般若心経をあげた。その他のお経はわからないので手を合わせて聴いていた。
6時15分に和尚さんとこのお堂の世話人にお礼を言って出発した。
峠を越えて海に向かって下って行く。
浅波という集落に着くと、ここからは海岸線に沿ってひたすら国道を行く。
7時15分、北条市と菊間町境界を通過。ここから30分ほど海岸に沿って歩いてゆくと、ようやく菊間の街に入る。
この街は瓦の産地らしくて、瓦工場が道に沿っていくつも並んでいた。
この街には遍照院という弘法大師ゆかりのお寺がある。
大きなお寺なので、敬意を表して本堂でお経を上げさせてもらった。そうしたらその前の露天のおばさんが飴とお菓子をお接待だといってくれた。感謝。
菊間の街を過ぎると、行く手には大きな精油工場が見えてくる。この近くに青木地蔵があるはずなのだが、気がつかずに通りすぎてしまった。
11時、星の浦海浜公園に着いた。今日は本当にいい天気で、小学生が遠足に来ていた。
公園から国道を1時間半ほど歩いて、ようやく延命寺に着いた。
このお寺ではツツジがすばらしくきれいであった。春、真っ盛りである。