■真言宗智山派 ■開基/行基
■御本尊/阿弥陀如来
ここには日本最古の納め札が残されており、銅製で「四国仲遍路同行二人 今日今日平人家次」と書かれていて、慶安3年(1650)のものである。
     ■50番太山寺から 2.3km
     ■愛媛県松山和気町1-182
     ■TEL 089-978-1129


BACK 52番 太山寺


5月1日(29日目)

一の門に向かって歩いて行くと、救急車が私を追い越していった。遍路にはいろんなことが起きるのだ。

次の53番札所円明寺に向かう。伊予和気の街に入って、大きな交差点を渡るとすぐに円明寺である。13時を過ぎていた。
山門は工事中であった。お参りを澄ましたら、お接待ということでパンとジュースとバナナをもらった。うれしい。これで昼食が食べれる。
車道を1時間ほど歩くと海に出た。海岸に沿った道を行くと大師堂があって、ここで休憩。時間は1420分。
北条市を抜ける。市なのでかなり大きい街を想像していたが、ひっそりとした街で、繁華街を見ることはなかった。駅で休憩した。
北条市を抜けたところにスーパーがあったので、今夜のための買い出しをした。
ここから国道を離れて、遍路道に入る。この道は大浦の岬の根元を峠で越える道である。そして、私はこの峠にある「鎌大師」というところで、通夜堂に泊めてもらうつもりなのだ。時間は5時になろうとしていた。
ダラダラと車道を登って行く。峠に着いたが大師堂がみつからない。困ってしまった。峠を過ぎたところに車が停まっていたので、祖の中にいたおばさんに鎌大師のことを訊いた。そうしたら、かなり行きすぎてしまっていることがわかった。
峠を引き返す。下って行くと、犬の散歩をさせているおじさんがいて、今夜はどこにとまるのだと訊かれた。鎌大師にお世話になりたいのだが…といったら、その世話人に口をきいてくれるという。助かった。
おかげで、無事、鎌大師の通夜堂にとまることができた。
この通夜堂は物置みたいなところなのだが、畳が2枚置かれていて、布団も新しい。
いいところである。



鎌大師のホームページ

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河岸線の国道を行く


光洋台にあった大師堂


伊予北条駅


鎌大師通夜堂の中





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