BACK 11サクラ咲くパノラマのみち
1999年1月30日
このコースの締めくくりは、栃木の古い町並みを見ること。
栃木は舟運で栄えた町で、この栃木の町の中を流れる巴波川は江戸から会津まで通じていたのだ。この巴波川の川べりには豪商の白壁土蔵や黒板塀が並んでいるのである。
私は、こうした古い町並みが大好きなのだ。すぐ隣の小山市に住んでいながら、近いがゆえにゆっくりと蔵の街遊歩道を歩いたことはなかった。栃木駅の少し手前から、蔵の町の遊歩道がはじまる。
この日はじっくりと巴波川にそって散策することができた。もう少し川の水がきれいだったらいいのだが…。
ところで、現在、栃木県の県庁所在地は宇都宮市なのだが、明治維新直後はこの栃木に県庁があったことを知ってるだろうか。今も、その洋館風の建物が残っていて、その前には「県庁堀」があって、鯉が泳いでいるのだ。県庁堀のあたりの鯉とか、古い洋館の造りの病院とかけっこうレトロな感じで良かった。
新栃木駅まで歩いたら、もう歩く気力がなくなってしまった。靴が合わないみたいで、足底が痛い。靴下が薄すぎたようだ。最後は足を引き摺るようにして、駅についた。
東武線に乗って、栃木で乗り換えて、小山に着いたのが14時半くらいであった。JRの両毛線は昼は1時間に1本しかないのだ。
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