BACK 湿原とせせらぎのみち
1999年5月15日
今年の1月から関東ふれあいの道を歩いているのだが、今住んでいる小山市の近くから始めて茨城県の県境まで終わったので、今度は群馬県の県境のコースを歩こうと思う。
今日歩くのは「山並みの道」と「歴史のまちを望むみち」である。入名草のバス停からスタートして行道山を越えて足利市までの17kmほどの行程である。
バス停から30分ほど、車道を北に向かって歩くと厳島神社に着く。大きな石の鳥居があって、石段が長く続いている。
石段の前には「足利七福神 名草弁天」の説明板があった。神社なのにどうして弁財天なのだと思ってしまうのだが、昔は神社もお寺も同じ境内にあるのはごく普通のことで、ここは明治の神仏分離令で神社ということになってしまったらしい。
名草弁財天と書かれた青い幟が並ぶ石段を上ると、左に大きな岩がいくつも重なっている。これが「名草の巨石群」で、国の天然記念物に指定されているのだ。
一番前にある巨岩は真っ二つに割れていて、これを「弁慶の手割岩」というのだそうだ。
神社から200mほどを引き返して、右の丸太の階段を上って尾根の上に出る。ここが湯ノ沢分岐でベンチがおかれていた。
樹林の尾根を緩やかなアップダウンを繰り返して30分ほど行くと、車道に出てしまった。ここが藤坂峠である。
車道を少しだけ歩くと、すぐに丸太の階段があって、これを上って再び山道を行く。ここまでと同じような緩やかな尾根道と思ったら、険しい本格的な登山になった。きついアップダウンを繰り返すのだ。
50分ほどで、ベンチがおかれたピークに着いた。朽ちかけたベンチの下に三角点があった。名前のある山なのかと思ったら、そんな標識はなかった。地図を確認すると、標高388mのピークとだけ書かれていた
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