BACK 関東の旅 国立歴史民俗博物館
2011年6月7日
歴史博物館から1時間ほどかかって、千葉寺に着いた。駐車場は千葉寺境内に隣接しているので、まったく歩く必要はなかった。
車が行き交う大網街道に面して仁王門がたっている。仁王門の前には「千葉寺大師」という立派な石碑がたっていた。「大師」というから弘法大師が開基したのかと思ったら行基なのであった。宗派は真言宗豊山派である。
仁王門は文政11年(1828)に建てられもので、龍と獅子の彫刻がみごとである。たくさんの千社札が貼られていて賑やかであった。門の仁王像は鮮やかに赤く塗られていて、比較的新しいもののようであった。
仁王門をくぐって境内に入ると、参道に覆いかぶさるように茂る巨木がある。和銅2年(709)に行基がもたらしたというイチョウの巨木なのだ。すぐ下まで行ってみると、上から無数の気根が下がっている。乳根ともいう。
参道の正面に本堂がたっている。堂々とした伽藍なのだが、何度も火災にあっているのだ。太平洋戦争の戦災で堂塔のほとんどが消失してしまって、ようやく昭和51年にになって、鉄筋コンクリートで再建されたのである。
境内には大きな宝篋印塔や弁財天のお堂もあった。
本堂の右に長い参道が続いていてこれをたどると、瀧蔵神社があった。お参りした。
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