坂東三十三ヶ所巡礼.






 東松山から慈恩寺へ
東武線豊春駅


北稜高校の校舎が見えてきた

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2011年5月21日

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12番札所へはいろんな列車を乗り継がなければいけない。
東武線の東松山駅から川越まで行って、ここでJR線に乗り換える。25分ほどで大宮駅に着き、ここで再び東武線に乗り換えるのだ。
札所最寄り駅の豊春駅に着いたの
11時を過ぎた頃であった。
駅から慈恩寺までは3kmほどである。
駅から
40分ほど歩くと、北稜高校の校舎が見えてきて、さらに5分ほど行くと、道の右に鐘楼が見えた。ここが12番札所の慈恩寺であった。




 慈恩寺と玄奘三蔵霊骨堂
慈恩寺本堂



鐘楼のすぐ先で数段の石段を上ると慈恩寺境内であった。門がないのだった。

なにかしら、すごく広々した境内である。
本堂にお参りして、ふと、ぶら下げられている絵馬をみたら、孫悟空が書かれていた。どうして孫悟空なんだと思ってしまうのだが、この慈恩寺は玄奘三蔵ゆかりの寺なのだ。第二次大戦中、日本軍が南京で工事中に偶然、玄奘三蔵の霊骨を発掘してしまったのだ。その分骨が慈恩寺に納められているのである。
境内をめぐると、錆びたズン胴の鉄の燈籠があった。天正17年(1589)の銘があるとういから、すさまじく古いものである。境内を一周して、石仏などを観てまわった。
札所の参拝を終えたら、次はこの近くにある「玄奘三蔵三蔵霊骨塔」に参拝する。

この寺には山門がないと思っていたのだが、境内の西側に山門があった。ここから外へ出た。


●宗派/天台宗 ●本尊/千手観音菩薩 ●開基/慈覚大師


 玄奘三蔵霊骨塔
玄奘塔の入口


玄奘三蔵霊骨塔


山門から外に出て、南に続く田んぼの中の道を行く。
送電線鉄塔の横に石塔が見えた。これが玄奘三蔵霊骨塔らしい。けっこう遠くに見える。

10分ほどで、沖縄の守礼門のようなケバイ門の前に着いた。ここが玄奘三蔵霊骨塔の入口である。
門をくぐると、正面に十三重の石塔がたっている。その手前には玄奘の銅像もあった。

これで、今回の坂東三十三所巡礼の旅はおしまいである。残った札所は関東平野の周辺に散らばっているので、車でめぐることになる。
帰りは豊春駅ではなく、東岩槻駅に向かった。玄奘塔からは真っ直ぐ南に下ればよくて、近いのだ。駅に着いたのは1320分であった。


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