2009年3月12日 指導標に従って歩いて行くと、歩行者用の細い陸橋があって、これで秩父鉄道を渡る。その先には長屋門のりっぱな民家があって、そこに巨木が聳えていた。「上影森のかやの木」である。 この前を左折して少し行くと、再び陸橋で線路を渡った。あとは山道を歩いて再び車道に出る。そこにある指導標には札所の名前にならんで鍾乳洞と書かれている。お寺の近くに鍾乳洞があるのかと思いながら歩いて行く。 急な坂道を下って高架をくぐると、左に札所への標識があった。このスロープを上って左折すると御堂が見えた。これが28番札所の橋立堂なのだ。でもその御堂の後ろにはすさまじ絶壁が高く聳えていた。すごい眺めである。 納経所は鍾乳洞の入口でもあった。入場は200円、ずいぶん安い。この値段ではあまり期待できないので、鍾乳洞に入るのは止めた。 来た道を少し引き返すと、左に下る細い道がある、これが28番への道でかつ浦山口駅に向かう道である。左に深い谷川を見ながら杉林の中を下って行く。行く手に駅が見えてきた。国道に出たが、駅に行く道がない。駅にはいったん右に100mほど行ってから左の細い坂道を上るのだ。 駅に着いたのは16時13分、次の電車までは15分ほどの待ち時間であった。ベンチに座って電車を待っていたら、駅長さんがオシンコをごちそうしてくれた。