秩父巡礼の旅 



 円融寺へ
左の道を行く


柳橋を渡る


山門が見えてきた

BACK 25番札所 久昌寺

2009年3月12日

久昌寺で朱印をもらって、来た道を引き返す。車道に出たところに指導標があって、これに従って細い道に入る。
東に向かって歩いて行くと、やがて道は右にカーブして下って行く。柳大橋で荒川を渡るのである。その橋からは正面にきく聳える武甲山が見えた。

橋を渡りきると今度は登りになる。右に上って行って、ターンして左に上って行く。なんかすごく遠回りした気分であった。
ようやく平坦になると国道140号線に出て、それから秩父鉄道の踏切を渡る。踏切のすぐ右は影森駅である。本当はここで電車に乗ってしまうはずだったのだが、明日の天気がぱっとしないので、今日は行けるところまで行ってみようと思う。
集落の中の細い道を行くと
26番札所であった。秩父札所では一番大きい本堂だというのだが、変化のないズンベラな建物である。
ただ、このお寺には奥の院があって、その観音堂が懸崖造りですばらしいのだ。納経所で訊いたら30分ほどで上れるという。
行ってみることにした。





●宗派

●本尊

●住所



●行程
臨済宗建長寺派

聖観音菩薩

秩父市下影森348
0494(23)8838


25番へ3.8km 27番へ1.4km
●縁起
この山に弘法大師が止錫して護摩の修法をされ、その間に霊感を得られた。後に恵心僧都が本尊聖観音像を安置し、村人をうながして堂宇を建立した。そして秩父太郎重弘が再興したという。
●堂塔

恵心僧都の作といわれる本尊は現在は円融寺本堂に安置されているが、かっては岩井堂に安置されていた。岩井堂は元久2年(1205)に建立された。周囲は急峻な地形で岩壁におおわれ、その中腹に三間四面の方形造りに匂欄をめぐらし唐様の細部をなした美しい堂である。


 奥の院岩井堂
昭和電工の工場敷地を行く


太子堂の横を行く


岩井堂が見えてきた


集落の中の道を引き返し、やってきた道を右に見てさらに直進すると
T字路にぶつかる。左折して山に向かって緩やかに上って行くと、昭和電工の工場の門についた。少しウロウロしてしまったが、道はこの工場の敷地内を行くのだ。
工場の中なので、グリーンの歩行者道を行き、琴平神社の前に着く。この石の鳥居の右に、奥の院への入口がある。赤塗りの太子堂を右にみて、樹林の中を行くと、階段道になった。さらに進むと、すごい急な階段が聳えたっていた。これを上るのかよ…と絶句してしまう。
手すりと、金剛杖にすがって急な石段を上って行く。途中踊り場のようなところが何個所かあるのだが、そこには石仏があって心が和む。
ようやく石段を上りきると尾根の上で、右が27番への道、左が奥の院岩井堂である。
すぐに杉木立の中に赤い御堂が見えてきた。懸崖造りのすばらしい御堂である。
御堂の左につけられた石段を上ると、御堂の後ろは浅い岩窟になっていて、そこに小さな石仏が並んでいた。
御堂に上がった。ここには納札の箱もないのだが、一応読経した。


NEXT 27番札所 大淵寺

BACK 秩父巡礼の旅






日本の道   My日本の山   日本の旅   私の写真館







inserted by FC2 system