秩父巡礼の旅 



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2009年3月12日

納経すませて、
24番に向かう。江戸巡礼古道はハイキングコースになっているらしい。納経所のおばさんにこの道のことを訊いたが、知らないようだった。
指導標を頼りに歩いて行くと、広い駐車場に出た。この一帯は「秩父公園ミューズパーク」といって、すごく整備された公園なのだ。遊歩道も整備されているのだが、そのなかの江戸巡礼古道はどれなのかよくわからない。公園の中のイラストマップを見つけて、ようやく方向がわかった。
歩いて行くと梅園に出て、今ちょうど梅の花が真っ盛りですごくきれいであった。この梅園の駐車所の隅に指導標があった。

すごく細い山道を下って行く。まさしくハイキングコースである。小さなダム湖があって、この堰堤の下を行く。時々民家の横に出たりするが、すぐの樹林の中に入って、急な山道が続く。
二十三夜碑のところで車道に出て、少し行くと弁財天碑があった。この碑は宝暦13年(1763)のものである。
ここから再び山道に入る。道には「江戸巡礼古道長尾根みち」という札が下がっていた。樹林の中をどんどん下って、沢の流れを渡ったらこんどは登りになった。そこには念仏坂という案内板がたっていた。昔の巡礼が、ここを念仏を唱えながら上ったらしい。
急な坂を登り終えると、樹林から抜け出して集落の中に入る。その途中に石仏が並んでいた。あとで確認したらここは永源寺跡だった。
武甲山の眺めもすばらしい。
集落の中の急な道を上ると、
24番札所の裏から入っていった。正面の石段を上るはずだったのにどこかで間違えてしまったようだ。
この本堂が変わっているのは、御堂の両脇に仁王像が置かれていることである。仁王門と本堂が一体になっているのだ。


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広い駐車場に出た


山道を下って行く


沢の流れを渡る


永源寺跡


武甲山を眺めながら行く



●宗派

●本尊

●住所



●行程
臨済宗南禅寺派

聖観音菩薩

秩父市別所1586
0494(23)0943


23番へ3.5km 25番へ2.9km
●縁起
養老元年の昔、越前の大徳泰澄、夢のお告げにより、この霊地に加賀の白山を勧請したものという。また、武州恋ヶ窪の遊女、口内の病に悩んでいたところ、秩父の修験僧が一本の楊枝を与え、白山の観音を信じてもちうべしと教えられ、歓んで信心し、かの楊枝で口内をそそいだところ忽ちにして癒えたという。
●堂塔

本堂は三間四面方形造りで江戸中期のものである。唐様を随所に配し、変化のある意匠をこらしている。特に唐戸は凹字形に後退してつけ、左右に仁王像を祀り、八角柱で変わった造りをみせている。本尊は聖観世音一木造りの坐像、像高さ25cmの室町時代の宋朝風の作である。





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