秩父巡礼の旅 



BACK 21番札所 観音寺

2009年3月12日

22
番の童子堂へは車道を歩いて行く。きれいに晴れていて暖かな日差しなのだが、風がふいていて、それがすごく冷たい。厚手のシャツを着て歩いて行った。
300mほど行くと左に23番への分岐があった。これは長尾根道といって、山の中をある行く道なのだ。私は下の平坦な道を行く。この角には薬師堂がたっていた。御堂の前には体のお地蔵様がたっている。中を覗いたら薬師三尊があって、周りには小さいながら十二神将の像もあった。りっぱなものだと思う。
この少し先に標石があって、車道から左に細い道が通じていた。この道を行く。民家がぽつんぽつんとある細い道を歩いて行くのだが、再び車道に合流してしまった。車道をまっすぐ来たほうが近かった。
車道を200mほど行くと、左に大きなお地蔵様の座像があった。ここが22番札所の入口である。
細道を150mほど行くとけっこう広い駐車場があって、その奥に茅葺きの山門がたっている。この門は仁王門で、中にはすごくユーモラスな仁王様がたっていた。子供の書いた絵かと思うような表情の仁王様である。これはこれで、すごくいい。
仁王門をくぐると梅の花が咲く参道で、その右奥に茅葺きのりっぱな御堂が見える。これが童子堂である。
参拝を終えたから、じっくりと御堂を眺めると扉の彫刻がすばらしい。境内には地蔵塚という古墳の石室のようなものがあった。
納経所で朱印をもらったら、お茶とオシンコをごちそうしてくれた。うまかった。
本当に風情のあるお寺である。


NEXT 23番札所 音楽寺

BACK 秩父巡礼の旅


江戸巡礼古道、長尾道の分岐


田んぼの中をのんびり歩いて行く


地蔵さまの坐像があった


童子堂の山門に着いた



●宗派

●本尊

●住所



●行程
真言宗豊山派

聖観音菩薩

秩父市寺尾3595
0494(23)9989


21番へ1.4km 23番へ1.4km
●縁起
昔、讃岐に怪貧な長者があって、行脚の僧が長者に食を乞えども与えられず、僧は金を払いて米を求め犬に与えれば、この家の倅、犬となって共に喰いいる様に親は驚き悲しみ、長者は僧に因果の道理を説かれて、その犬を引いて諸国の霊場を巡り、この地に至って始めて元の人間になったという。
●堂塔

この堂は淳和天皇の御弟、三品式部卿伊豫親王の菩提のために遍照僧正がこの領主に命じて草創したものと云われる。堂は四注屋根三間四面で周囲に勾欄付の椽をつけ、欄間や扉には薄肉彫り淡彩の彫刻が施されている。





日本の道   My日本の山   日本の旅   私の写真館







inserted by FC2 system