秩父巡礼の旅 




BACK 九番 明智寺

2009年3月11日

明智寺から坂道を下って行くと大きな通りに出た。国道
299号線である。横断歩道で渡って道の横に設けられた歩道を歩いて行くと、横瀬小学校が見えてくる。これを過ぎたところに右に下る細い階段があった。これが巡礼道で、階段を下ったところに馬頭観音と刻まれた大きな碑とその隣に標石がおかれていた。
民家の間の細い道を行くと、行く手に横瀬中学校が見えてきて、そのT字路には御堂があった。子育て地蔵というのだ。地蔵堂の中には他にも小さな石仏があったが、その表情がすごく素朴で気に入ってしまった。
中学校の塀に沿って歩き、すぐに右折する。ここからは本当に細い道で、心配になってしまったが、ちゃんと巡礼道の札が下がっていた。

金網で囲われた川に沿って歩き、左折して車道を横切る。そこには摩利支天と刻まれた石柱がたっていた。
山に向かって真っ直ぐに歩いて行って、T字路で右折する。150mほど行ったところに10番の大慈寺がった。その入口にはけっこう大きな地蔵尊の座像があった。
石段を上ると山門が聳えている。比較的あたらしい門であった。

本堂でお参りしてから、マップにある摩利支天堂に入ってみることにした。山の斜面の墓地の中を上って行くと、杉木立の中に御堂の赤い屋根が見えた。ところが、その御堂に向かう道がなかった。引き返すのは面倒なので、林の中のかすかな踏み跡をたどった。御堂の近くでは完全に道がなくなってしまったが、強引に藪を掻き分けて歩いて御堂の前に着いた。赤い御堂で、林の中にひっそりとたっている。一応、読経した。


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坂を下って国道に出る


国道から急な階段を下る


これでいいのか心配になる道を行く


大慈寺の前に着いた



●宗派

●本尊

●住所



●行程
曹洞宗

聖観音菩薩

秩父郡横瀬町横瀬5151
0494(23)4124


九番へ2.1km 11番へ1.0km
●縁起
大慈寺は延徳2年(1490)の開創で、明応2年(1493)東雄禅師が再建し開山となった。禅師は摂州からこの地に来て、老僧の教化を得て仏道に入ったと伝えられる。

●堂塔

本堂は玄関風の向拝、奥中央に内陣を配した簡素な禅刹らしい江戸時代の建築物である。山門は3間2面、中1間を通路とし、左右に仁王を安置している。本尊聖観音像は恵心僧都の作という。





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