2009年3月9日
夜の9時半に車で家を出たのだが、秩父までは400kmほどあって、ものすごく時間がかかった。高速を使わずに一般道を走ったために秩父の道の駅に着いたのは5時半を過ぎていて、空が明るくなり始めていた。ともかく眠ることにした。
3月10日
目が覚めたら9時を過ぎていた。車の中でお湯を沸かしてコーヒーをつくり、朝食はハムサンドにした。今回の秩父巡礼はダイエットもしようと思っているので、あまりたくさんは食べないのだ。
魔法瓶にお湯を入れて、着替えをして準備完了。日帰り登山の装備に、山用のステッキではなく、四国遍路で使った金剛杖を持った。
道の駅から秩父駅に向かって歩いて行く。道の駅のすぐ近くに秩父駅があるはずなのだが、国道の道路標識に駅の案内が出てこない。おかしいなと思って、自転車で通りかかったおじさんに駅がどこか訊いたら、かなり先だという。(このおじさんは西武秩父駅を教えてくれたのだ)私は一番札所まではバスで行こうと思っているので、引き返して国道沿いに歩いていった。ところがかなり歩いてもバス停がない。再び、通りすがりのおばさんにバス停のことを訊いたら、国道をバスは通っていないのだそうだ。さっきの自転車のおじさんはあると言ったのに。通りが一本左だというので、左折して歩いていった。バス停を見つけたが、45分も待たなければいけないので、秩父駅に向かった。駅は地場産業センターというりっぱな建物であった。
駅前のバスの時間を確認しようとしたが、どの路線が一番札所に行くのかわからない。しかたがないので、地場産業センターの中の観光案内所でバスの時間を聞いたら、ちょうど出たところで1時間も待たなければいけないのだという。こんな時間をロスしてしまったら、札所に着くのは12時半くらいになってしまう。こんなときって本当にイライラしてしまうのだ。
でも、じっと待っているのではもったいないので、駅の近くにある秩父神社に行ってみることにした。
秩父神社の社殿は極彩色の彫刻で飾られていて、見ていてけっこう楽しかった。左甚五郎作の虎とか龍があったし、ふくろうや三猿なんかも面白かった。こうして時間をつぶして、駅に戻ったのは11時半頃である。44分まではまだ時間があるので、駅の二階に上がってみたら、秩父祭りの山車の模型があった。秩父祭りも一度は見てみたいものだ。
11時50分くらいにバスがやってきた。
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道の駅秩父
線路をくぐって秩父駅へ
地場産業センター
道にはこんなオブジェが立っている
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