関東の旅 

秩父神社は、第十代崇神天皇の御代に知知夫国の初代国造に任命された八意思兼命の十世の子孫である知知夫彦命が、祖神をお祀りしたことに始まるとされており、武蔵国成立以前より栄えた知知夫国の総鎮守として現在に至っている。
現存するご社殿は、天正20年(1592年)に徳川家康公が寄進されたもので、江戸時代初期の建築様式をよく留めていることなどから、埼玉県の有形文化財に指定されている。また、毎年12月3日に行われる例祭は、「秩父夜祭」として国の重要無形民俗文化財に指定され、京都の祇園祭、飛騨高山祭と共に日本三大曳山祭のひとつに数えられている。


2009
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夜の9時半に車で家を出たのだが、秩父までは400kmほどあって、ものすごく時間がかかった。高速を使わずに一般道を走ったために秩父の道の駅に着いたのは5時半を過ぎていて、空が明るくなり始めていた。ともかく眠ることにした。

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目が覚めたら9時を過ぎていた。車の中でお湯を沸かしてコーヒーをつくり、朝食はハムサンドにした。今回の秩父巡礼はダイエットもしようと思っているので、あまりたくさんは食べないのだ。
魔法瓶にお湯を入れて、着替えをして準備完了。日帰り登山の装備に、山用のステッキではなく、四国遍路で使った金剛杖を持った。
道の駅から秩父駅に向かって歩いて行く。道の駅のすぐ近くに秩父駅があるはずなのだが、国道の道路標識に駅の案内が出てこない。おかしいなと思って、自転車で通りかかったおじさんに駅がどこか訊いたら、かなり先だという。(このおじさんは西武秩父駅を教えてくれたのだ)私は一番札所まではバスで行こうと思っているので、引き返して国道沿いに歩いていった。ところがかなり歩いてもバス停がない。再び、通りすがりのおばさんにバス停のことを訊いたら、国道をバスは通っていないのだそうだ。さっきの自転車のおじさんはあると言ったのに。通りが一本左だというので、左折して歩いていった。バス停を見つけたが、45分も待たなければいけないので、秩父駅に向かった。駅は地場産業センターというりっぱな建物であった。
駅前のバスの時間を確認しようとしたが、どの路線が一番札所に行くのかわからない。しかたがないので、地場産業センターの中の観光案内所でバスの時間を聞いたら、ちょうど出たところで1時間も待たなければいけないのだという。こんな時間をロスしてしまったら、札所に着くのは12時半くらいになってしまう。こんなときって本当にイライラしてしまうのだ。
でも、じっと待っているのではもったいないので、駅の近くにある秩父神社に行ってみることにした。
秩父神社の社殿は極彩色の彫刻で飾られていて、見ていてけっこう楽しかった。左甚五郎作の虎とか龍があったし、ふくろうや三猿なんかも面白かった。こうして時間をつぶして、駅に戻ったのは11時半頃である。44分まではまだ時間があるので、駅の二階に上がってみたら、秩父祭りの山車の模型があった。秩父祭りも一度は見てみたいものだ。
1150分くらいにバスがやってきた。


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道の駅秩父


線路をくぐって秩父駅へ


地場産業センター


道にはこんなオブジェが立っている





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