■真言宗善通寺派 ■開基/行基
■御本尊/千手観音
大師堂は岩壁に埋め込まれたように建っていて、本堂は大師堂からさらに170段の石段を登らなければいけない。近くの岩壁には阿弥陀三尊などが刻まれていて、弘法大師が刻んだものという。
     ■70番本山寺から 12.2km
     ■香川県三野町大見乙70
     ■TEL 0875-72-3446


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58日(36日目)

今日の出発は720分、ともかくお金が引き出せなかったら納経もできない。地図を見ると高瀬の町に郵便局がある。
ねらいをつけて歩いて行ったが、着いたのは820分。まだ郵便局は開いていない。通過するしかなかった。運が悪いことに今日は日曜日である。小さい郵便局はATMが使用できないかもしれない。
少し遍路道から外れてしまうのだが、大見の集落まで行った。地図に郵便局が載っているのだ。
郵便局に着くまえに
JAATMがあって、郵便貯金もOKとなっていた。ここで引き出すことができた。よかった。
郵便局に寄ったが、郵便局の
ATMは日曜はやっていないのだった。JAで引き出してよかった。
遍路道に合流して、坂道を登って行く。71番弥谷寺は山の上の寺で、かなり登らなければいけないのだ。その手前に道の駅があって、そこに「ふれあいパークみの」という尾温泉があるのだ。私はこの温泉に入ろうと思っていたのだが、この入浴料がなんと1500円もするのだ。止めた。
でも、外に足湯があったので、そこで痛い足をつけて休んだ。アスファルトの道を歩き続けるのは本当につらいのだ。

さて、ここから長い石段を登らなければいけない。参道には茶店が並んでいて、その間を通って登って行く。仁王門があって、さらに108段の階段を登って、ようやく本堂に着く。
…と思ったらこれは大師堂で、本堂にはさらに石段を登らなければいけないのだ。
その途中に磨崖仏がある。空海が刻んだというのだが、本当だろうか。かなり摩耗している。
本堂前の展望所からは山並みを眺めることができて、すごい山寺だということがわかる。

大師堂には靴を脱いで上がる。入った横に納経所があるのだが、なにかしら商店の事務所みたいな感じであった。
この奥には洞窟のようなのがあって、そこに阿弥陀・弥勒。大師の石仏が置かれていた。これが「獅子の岩屋」なのだ。獅子が口を開いた形の岩窟なのだが、獅子の遠吠えは仏の説法と同じであるといわれることからこの名がついたのだそうだ。なにかしら、暗い中でロウソクの光に浮かぶ石仏は異様な感じである。


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MAP


溜め池の島にテントを張った


ふれあいパークみの


境内の観音像


獅子の岩屋





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