■真言宗豊山派 ■開基/弘法大師
■御本尊/不動明王
車道から山門、そして本堂へは急な坂道を登らなければいけない。参道は杉木立で石仏が多い。本堂は礫岩の絶壁に囲まれてたっている。
     ■第44番札所 大宝寺から 9.1km
     ■愛媛県美川村大字七鳥1468
     ■TEL 0892-57-0417


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429(27日目)

545分に出発。テントや荷物は、このキャンプ場にそのまま置いて、空身で往復するつもりなのだ。
車道を行くが、途中から遍路道に入って八丁坂を登るつもりでいた。ところがその分岐を見逃してしまって、そのまま車道を歩くことになってしまった。途中、国民宿舎があって、その前のバス停は野宿ができそうなりっぱなものであった。
さらに車道を行くと、45分ほどでようやく岩屋寺の入り口がある。
車道から左折して橋を渡る。今日はこの寺のお祭りらしくて、露天商が準備をしていた。
岩屋寺というのはすごい山の上にあるのだ。
急な阪道を登って行く。山門があったが、本当の登りはここから始まるのだ。長い長い石段の道を登って行く。
岩屋寺は大絶壁に建てられた寺なのだ。まず、目立つお堂に参拝したらこちらが大師堂、本堂はさらに石段を登るのだ。途中の岩壁に磨崖仏。すごいお寺である。
帰りこそは八丁坂を行こうと思ったが、この道がわからなくて、結局来た道を引き返すことになった。

来たときは気がつかなかったのだが、国民宿舎のあたりは奇岩が聳えていて、すばらしい景観であった。
テントに帰り着くと、空は真っ青に晴れていて、洗濯物がきれいに乾いていた。
テントを畳んで、旅行村を出発したのは10時である。
有枝川を渡って、遍路道に入る。急な道を登って千本峠を越える。どんどん下って行って、林道に出た。ところがここに指導標がなくて、どっちに行ったらいいかわからない。下りになっている左に行ったら、これが大間違い。結局、久万高原町に戻ってしまった。なんのために遍路道を登ったのかわからない。
国道33号線に出て、この道を北上する。例の1km毎の標識が出てきた。なつかしい。
三坂峠に向かって国道を登って行く。ダラダラと登って行くのだが、やはり登りは疲れる。
明神レストパークという駐車場に着いたのは13時半。ここには休憩所がある。ここで大休止。
今日の泊まりは三坂峠の薬師堂の通夜堂に泊めてもらうつもりなのだが、時間が早いのでここで時間をかせぐ。

2時過ぎにレストパークを出発。30分ほどで峠に着いた。峠には何もないと思っていたのだが、家が建ち並んでいる。三坂峠というバス停を過ぎて少し行くと、右にドライブインのような建物があって、その隣に薬師堂があった。
ここは無料だと思ったら、布団つきで1000円だった。
夕方になってもう一人遍路がやってきて、私と二人でここに泊まることになった。
ここの主人はちょっと個性が強すぎて、くどい話しが多い。鬱陶しかった。
はきり言って、このようなタイプの人間はきらいである。

それでも、このドライブインのカウンターからは松山の夜景を見下ろすことができる。主人は夜中に松山に遊びに行ってしまった。こいつはとんでもない俗物だと思ってしまった。


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キャンプ場にテントを張った


岩屋寺山門、本堂には長い登りがある


長い石段を登る


遍路道の花がきれい

明神レストパーク


三坂峠。ここに泊まった





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