■真言宗智山派 ■開基/行基
■御本尊/千手観世音菩薩
この寺の一帯は土佐日記の作者紀貫之が国司として4年間滞在した国府の地であり、数多くの史跡が残っていることから、大正11年に境内全域が史跡として国の文化財指定を受けている。
     ■第28番札所大日寺から 9.0km
     ■高知県南国市国分546
     ■TEL 088-862-0055

      http://www.tosakokubunji.org/


BACK 28番 大日寺


3月27日(11日目)

220分、大日寺から次の国分寺に向かう。雨になった。
最初、大日寺の前で道がわからなくて、しばらくウロウロしてしまった。磁石で方向を確認して、ようやく道がわかった。
雨の降る中、まず物部川を渡って田んぼの中の道を細かに曲がって歩いて行く。ようやくJRの踏み切りを渡って、そこからは広い車道を行く。田んぼの中の細い道には指導標がいっぱいあって助かったのだが、車道に出たら指導標が見当たらなくなった。歩いていて心配になってくる。道端にいた人に訊いたら、この人も親切に教えてくれた。四国の人はお遍路に本当に優しい。感謝します。
雨の中、国分寺川を渡ると左むこうに森が見えて、これが国分寺であった。
到着は435分、納経の時間にほとんどギリギリ。
納経所で5時まで休ませてもらった。雨の中では休むところがないのだ。
雨の中、今日の泊まる予定の遍路小屋を目指す。ここからは5kmほどなのだが、ものすごく遠く感じた。雨の中を国分寺川に沿って歩いて行く。だんだん暗くなってきて、なかなか着かない。川から離れて、山に向かって登って行く道になる。樹林が覆い被さる道を行く。心細い。
ようやく着いた遍路小屋は、ほとんど奥行きのない薄っべたい造りで、この中にテントを張ることはできなかった。小屋からはみ出す形で、なんとかテントを張った。
雨がますます強くなった。


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雨の中、ようやく国分寺に着いた


仁王門である


泊まった遍路小屋





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