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3月19日(三日目)
次の札所の観音寺までは2kmほど。指導標に従って街の中を歩いていって、表示に従って右折するとそこに立派な山門があった。これが観音寺であった。4時40分。
ともかく納経を先にすませて、それからゆっくり参拝した。
あとは今日停めてもらう「栄タクシー」を探すだけである。
広い車道を歩いて行く。無料宿泊所一覧表には国道192号線沿いにあると書かれているので、そのタクシーの看板を探しながら歩いて行く。途中コンビニがあったので、弁当を買った。今日の夜食である。
善根宿の栄タクシーはすぐに見つかった。事務所に声をかけて、その部屋に案内してもらった。
先客がいる。いかにも遍路のベテランらしいおじいさんが2人、そしておばあさんが1人。そして、後で大学生が1人やってきた。私も含めて5人が今夜の宿泊者である。
この同宿者、とくにベテランの2人にいろんな話しを聞くことができた。
ここでは風呂にも入れてくれる。風呂で痛い足をよく調べてみたら、驚いたことにマメができていた。この私の足にマメができてしまうなんて。登山で鍛え、かなりハードな縦走を何度もやっても、マメなんてできたことはないのに…。やはりアスファルトの道を歩くというのは、大変な足への負担があるということなのだ。風呂でマメをつぶしてしまった。(翌日はこのマメは治ってしまったけど)
追記
2007年の四国登山の時に、再びこのお寺を訪れた。驚いたことに本堂が新築されていた。2007年には他にも札所を再訪したのだが、あちこちで新しい本堂や大師堂ができていた。札所というのはずいぶん景気がいいらしい。
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