■高野山真言宗 ■開基/弘法大師
■御本尊/阿弥陀如来
朱色と白の鮮やかな中国風の鐘楼門をくぐると、正面に水子地蔵、その横の石段を登ってゆくと中門がある。この中門から境内に正面に本堂、この本堂の左の石段を登ると大師堂がある。

      ■第六番札所 安楽寺から 1.0km
      ■徳島県土成町高尾字法教田58  
      ■TEL 088-695-2150


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3月17日(初日)

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7番札所は近い。1kmほどだからすぐだ…と思ったのだが、その道がよくわからない。指導標がはっきりしないのだ。安楽寺の山門から出て右折し、寺の辻塀にそって歩いてゆく。すぐにT字路になって、そこにある指導標が私の考えてる方向と逆の方向を指しているのだ。悩んだが、自分のカンを信じて左に行く。大きな車道に出る。これが県道12号線で、この道を少し行くと十楽寺という道路標識があった。
すぐに県道から離れて集落の中の道を行くが、その途中に「真念しるべ石」があった。この真念という人は江戸時代の人で、遍路道整備に功績のあった人だ。なんでも200以上の遍路標石をたててくれたのだそうで、そのほかにもガイドブックをつくったりして、四国遍路の宣伝活動を熱心にしてくれた人なのだ。今、私も遍路の初心者として遍路道を歩いているが、この先人には大いに感謝しなければいけないと思っている。
少し行くと熊野神社があった。この神社はガイドブックに野宿可能と書かれている。本殿から長い回廊が伸びていて、その下で眠ることはできそうであった。
ガイドブックではこのあたりで1泊を薦めているのだが、私はもう少し先に進まなければいけない。
十楽寺に着く。このお寺の山門もまるで竜宮城の門みたいで、赤く塗られていて派手派手しい。
境内に入って行くと、本堂前にはいかにもベテランらしいお遍路がいて、大きな声で読経していた。その倣岸な態度に少し反発を感じてしまった。(でも、こんな遍路にはこれからたくさん会うことになるのだ。)

とは言いながら、私はまったくの初心者なので、口の中でつぶやくように読経するしかない。

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熊野神社


十楽寺竜宮門に着いた


十楽寺三門






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