BACK 壱番 霊山寺
2005年3月17日(初日)
霊山寺を後にして、次の札所に向かう。
このあたりは本当に札所の間が近くて、次の札所までは1kmほどなのだ。
1番札所を出たところに指導標があった。この遍路のための指導標は本当に親切に設置されていて、迷うことなく次の札所に導いてくれる。
でも、この指導標は県道の裏道をさしていた。
私はガイドブックの地図で県道12号線に沿って歩いて行くのだと思っていたのだ。これも、あとでわかってくるのだが、遍路道というのは最短でかつ広い道を行くというものではなくて、わざとのように遠回りしたり、トンネルを抜けたら近いのに山越えをしたりという道があったりするのだ。これは何百年も前からある街道に、新たに国道や県道が作られたからなのだ。私は、できたら昔の遍路道を歩きたいと思っているのだが、このときはまだよくわからなかったので県道をそのまま歩いて行った。
川を渡ると右手に山門が見えた。真新しくて、朱の色が派手派手しい山門である。これが2番札所極楽寺であった。
山門の仁王像は古いもので、中に入ると境内は広い。
境内をまっすぐに歩いてゆくと、右に「空海のみちウォーク全国大会十ヶ年完歩記念之碑」が立っていた。そんな大会があるとはちいとも知らなかった。
さすがに境内の伽藍は歴史を感じさせるものだった。
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すぐに極楽寺の仁王門が見えてきた
空海のみちウォーク全国大会の記念碑
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