東京都03 富士見のみち

しょうとうさん 標高 991m
東京都・神奈川県・山梨県の県境に続く長い稜線をたどるコースで、いくつものピークを越えて行くのだ。
■コース
陣馬高原下→1:00
→和田峠→30分→醍醐峠→15分→醍醐丸→1:10→連行山→40分→生藤山→5分→三国山→30分→熊倉山→50分→浅間峠
合計5時間


 和田峠から茅丸へ
陣馬高原下バス停


関東ふれあいの道の案内板


和田峠


醍醐峠


連行山山頂


茅丸山頂

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2000226

関東ふれあいの道自然歩道を歩き続けている。去年(1999年)の冬、どうにもすることがなくてこの自然歩道を歩いてみようと思い立って、暇を見つけては栃木県の道を歩いているのだ。でも、今日は東京都の道を歩いてみることにした。
東京都の「関東ふれあいの道自然歩道」は7つのコースが設定されている。このうち、1番と2番は高尾山周辺の道で、これは東海自然歩道ですでに歩いている。そこで、今日はその続き、和田峠から浅間嶺までを歩こうと思う。
関東ふれあいの道では「富士見の道」と「歴史の道」ということになる。
小山(このとき私は栃木県小山市に住んでいた。)から始発に乗って八王子まで行って、それからバスで陣馬高原下まで行った。
高原下バス停は東京都内とはいえ、さすがに山里の雰囲気がある。歩き始めたのは9時頃である。始発に乗ったとはいえ、小山からここまでは遠いのだ。
和田峠に向かって車道を歩いて行く。峠までは1時間ほどの登りが続くのだが、途中から振り返ると、遠くに都心のビル街を眺めることができる。
和田峠に着いたのは10時を少し過ぎた頃であった。ここには駐車場もあって、茶店もたっている。関東ふれあいの道自然歩道の案内板もたっていた。左の丸太の階段を上って行くと陣馬山経由で高尾山に行くことができるのだが、私は右に縦走して行くのだ。
指導標に従って冬枯れの林を行く。500mほどのんびり歩いて行くと、林の中に小さな石のほこらがあった。
緩やかな登りが続いて、少し開けたピークを越す。緩やかに下って行くと、鬱蒼とした林の中に指導標がたっていた。ここが醍醐峠で、和田峠から25分ほどたっていた。この手前に高岩山があったはずなのだが、気がつかずに通り過ぎてしまったということだ。
峠から15分ほど登ると、樹林の中にさっきの峠と同じような指導標がたっていた。よく見たら醍醐峠ではなくて醍醐丸となっていた。一応標高867mの山頂なので記念写真を撮った。
この山頂で右に行くと市道山なのだが、私は直進して生藤山を目指す。
左は檜林で右は冬枯れの林になった尾根を歩いて行く。行く手には大きな山塊が迫ってくる。あれが生藤山なのだろうかと思うが、ずいぶん遠いではないか。
長い稜線歩きが続きアップダウンを繰り返す。道はきちんと整備されていて、急な上り下りは階段になっているのだが、これがけっこう疲れるのだ。
樹林がとぎれると、行く手に登る長い稜線や、遠くに都心のビル街が眺められたりする。
ベンチやテーブルが置かれた連行峰山頂に着いたのは1135分であった。この少し樹林がじゃまをするが展望を楽しむこともできる。
記念写真を撮って先を急ぐ。15分ほどで次のピーク、茅丸に着いた。東京都の山なんて低山ばかりだと思ってしまうのだが、この茅丸の標高は1000mを越えていて1019m、このコースの最高峰なのだ。



 生藤山
生藤山山頂


三国山山頂


熊倉山山頂


茅丸からいったん下って登り返すと、
10分あまりで生藤山山頂に着く。ベンチがおかれていて、展望が広がっている。
生藤山から展望の稜線を15分ほどたどると三国山山頂に着く。ここには関東ふれあいの道の案内板もたっていた。三国山山頂で直角に右折して、浅間峠をめざす。
山頂から少し下ったら、真新しい石の祠があった。その横に黒い御影石の石碑があって、軍刀利神社の由来がきざまれていた。日本武尊が東国の征伐を終えての帰途、ここで神を祀ったということである。
ここから10分ほど登って行くと熊倉山山頂である。山頂は冬枯れの林に囲まれていて、展望はぱっとしなかった。
浅間峠に向かって下って行く。はじめはけっこう急な下りであったが、すぐに緩やかな稜線歩きになった。日陰には白い雪が残っていた。関東でもやっぱり2月は寒いのだ。
緩やかな尾根を30分ほど行くと東屋がたつ浅間峠に着いた。関東ふれあいの道の石碑がたっていた。
峠から30分ほど下ると上川乗の集落に着く。茅葺きの民家が並んでいた。ここから浅間嶺に登って行くのだが、関東ふれあいの道では「歴史の道」ということになる。


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