東京都02 鳥のみち

じんばさん 標高 854m
戦国武将の武田氏が陣を張ったことから陣馬山というらしい。山頂からの展望は素晴らしいと言うが、私が登ったときは霧で何も見えなかった。
■コース
小仏城山→20分→小仏峠→30分→景信山→1:00→堂所山→30分→明王峠→10分→奈良子峠→55分→陣馬山山頂→20分→和田峠

合計 3時間40分


 小仏峠〜景信山〜堂所山
小仏城山から下る


小仏峠


景信山山頂


捲き道だけでは山頂を逃してしまう


堂所山山頂

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2010年5月29日

小仏城山山頂はいろんなコースの分岐点で、相模湖へ下って行く東海自然歩道も分かれるのだ。道標を慎重に確認して陣馬山への道を行く。この先、道がすごいぬかるみになった。電波塔の施設の横から下り始め、泥に足を取られないように慎重に下って行く。

10分ほど行くと茶屋があって、この茶屋から細い急な道を下るとまた茶屋があった。ここは広場になっていて、そこに「小仏峠」の標識があった。石仏も何体か置かれている。
ここから急な道を登って行く。泥道で、すごく歩きにくい。それでも、ランナーがけっこう多くて、追い抜かれたりすれ違ったりするのだ。

峠から20分ほど登ると伐採地があって、右手の展望が開けた。今まで、雲で何も見えなかったのだが、ここからは八王子市街が展望できた。
さらに急な階段を上って行くと、茶店がたつ山頂に着いた。ここが景信山であった。東京近郊の山はどうして、山頂に茶屋が並んでいるんだと思ってしまう。人が多すぎるのだ。
茶屋の間を抜けて、展望の開けたところに行ったら、樹木の下に景信山の標柱があった。そしてその横には三等三角点があった。まわりにけっこう多くの登山者が休んでいるのだが、この標識や三角点を意識する人はいなかった。ここからも八王子市街を眺めることができた。

景信山から下って行く。道は1本ではなくて、けっこう踏み跡が錯綜しているのだ。メインの広い道はぬかるみなので、歩きやすい道を選んで下って行く。泥道で滑るので、つい捲き道を歩いてしまったが、この途中に堂所山があることに気がついた。アンチョクに捲き道は通れない。忠実に尾根をたどることにした。
景信山から40分ほど歩いたところに堂所山の分岐があって、ちゃんとマップもたっていた。捲き道もあるのだが、もちろん堂所山に登る。木の根が網のように張り出す急な斜面を登って、緩やかな道を少し行くと指導標が立つ分岐があった。ここから堂所山を往復するのだ。…といっても、ここから堂所山山頂は100mである。緩やかな尾根を行くとベンチの置かれた山頂に着いた。山名の標柱の横には三角点があった。でも、等級が書いていない。本当の三角点なのかは疑問だ。山頂から南側は開けているのだが、真っ白で何も見えなかった。




 底沢峠〜明王峠〜奈良子峠〜陣馬山〜和田峠
明王峠


奈良子峠


陣馬山山頂


陣馬山から急下降する


和田峠に着いた


分岐に戻ってから急下降して、捲き道と合流する。
5分ほどで底沢峠に着いた。右に下ると陣馬高原下のバス停まで2.8kmなのだ。
ここから7分ほどで明王峠に着いた。ここにも小屋があったが、営業はしていなかった。小屋の手前には不動明王と刻まれた碑があって、石灯籠も置かれている。明王峠ってこの不動明王を祀っているからなのか。
明王峠から尾根を7分ほど行くと指導標がたっていた。よく見たら、ここが奈良子峠であった。右に下ると陣馬高原キャンプ場まで1.4kmとなっていた。この指導標のすぐ先にも分岐があって、こっちの指導標はすごく新しい。左に下ると陣馬の湯を経て藤野駅となっていた。
奈良子峠から18分ほどのところには「和田峠・陣馬高原下バス停」という捲き道の分岐があった。ここから陣馬山までは400mである。
ここから10分ほど行くと階段の登りで、上に小屋が見えてくる。樹林から抜け出したら、そこが陣馬山山頂であった。昔ながらの白馬の立っていた。なつかしい。1420分であった。
今日の登山の目的はこの陣馬山だったので、うれしい。でも、山頂は霧がかかったように霞んでいて、もちろん展望はなかった。山頂に置かれたテーブルには方位盤が貼り付けてあって、360度の展望だということがわかる。富士山や南アルプス、奥秩父・奥多摩の山々を展望できるのだ。晴れた日に登ればよかったと悔やんだ。山頂は広い草原で、そのなかに鮮やかなツツジが咲いていた。
山頂の少し下には茶店が営業していた。私が山頂に着いたときはけっこう登山者がいたのだが、下山を始めたころにはほとんどいなくなってしまった。
草原の斜面を下って、トイレの横から階段を下って行く。和田峠までは、長い長い階段の下りであった。いったん平坦な土の道になったが、すぐに再び階段が現れて、傾斜はさらにきつくなった。
この急な階段を滑らないように慎重に下って、和田峠に降り立ったのは1450分であった。疲れた。
今日の登山は険しい登りがなくて、全コース、ファミリーハイキングのようなものだったが、距離が長くて、20km以上は歩いたことになる。ともかく疲れた。


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