茨城県12.果樹園のみち

筑波山頂から北条の街へと駆け下ってきたのだが、この先は再度山越えをする。前半は森林浴を楽しみながら不動とうげへ登り、後半はレンゲが咲き、案山子のたつ田舎の雰囲気に浸りながら果樹の里に至る。
コース
北条大池→5分→平沢官衙遺跡→1:15→不動峠→1:10→菖蒲沢→5分→辻
合計2時間35分 歩行距離 9.7km


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200123

今年になってから、ほとんど出かけていない。
今日こそは関東ふれあいの道自然歩道を歩くことにして、5時に目覚ましをかけておいた。
前回は筑波山に登って、そこからけっこう長い道を歩いて、北条の集落まで来たので、この北条から歩き出すつもりだ。カーナビで北条を設定して、515分に家を出発。まだ、真っ暗だ。

北条の市街を外れたところに、大池公園がある。ここは春だったら、桜のきれいな所なのだそうだ。しかし、今は真冬でそんな面影はかけらもない。池は凍って薄く氷が張っていた。
公園の横に市民体育館があって、そこの駐車場に車を停めた。歩きだしたのは640分頃である。
まず、池を巡って自然歩道の案内板を確認して、不動峠に向かう。池から少し歩くと分岐点があって、ここに自然歩道の指導標が立っていた。方向指示の矢印が細い柱に打ち付けられている。ここで、道を誤ってしまった。
本当は、ここから山の方に登っていかなければいけないのを、下の道を通ってしまったのだ。
焚き火をしているおじいさんがいて、道を訊くと、この道は旧街道だったという。けっこうヤブコギもあるということだった。旧街道だったら道はしっかりしているだろうと、この道を進むことにした。
集落の外れまで行くと、道がわからなくなった。あぜ道のような細い道を見つけて、これを登っていく。道は細いが、しっかり踏み込まれている(…ような気がした)。

ところが、山の中腹くらいまで行くと、道はあやふやなものになってきた。林の中で道が分岐して、どっちかわからなくなった。カンで道を選ぶ。
沢沿いの道を行くと、最後は道がヤブの中に消えてしまった。前回、キノコ山へ行くときも道を失ってしまったが、またか…という感じ。
しかし、峠はもうすぐのような気がする。このあたりには雪が残っていて、笹の上に雪がかぶっている。雪がなかったら、これを掻き分けて登るんだろうが、雪のおかげて歩きやすい。
少し登ったら、林道らしきものがすぐ近くに見えた。助かったと思った。何とか林道に出ることができた。
さて、この林道に出て考えた。ここはいったいどこなんだ…。地図を確認すると、どうも不動峠のかなり先のほうに出たような気がする。道を引き返した。この林道も日陰には雪がけっこう残っていて、雪を踏んで歩いていく。
カーブを曲がると赤い建物のようなものが見えた。
多分これが不動峠だろうと思って歩いていくと、それは建物ではなくて、筑波山スカイラインの赤く塗られた陸橋だった。不動峠では道が立体交差しているのだ。
最初間違えた分岐点からアスファルトの道が続いていて、これが自然歩道だったのだ。あんなヤブコギをする必要はなかったのだ。
峠には東屋があって、ここで休憩。下には市街地が見渡せた。天気はいい。
峠を下っていく。
下りきったあたりが仏生寺というところで、お寺があるのかと思っていたら、これは単なる地名であった。

山道から集落にでる。
のどかな田園風景であった。なんか心が和むような田園風景である。しばらく歩いていくと、赤い旗がいっぱい立っていて、これはイチゴ狩りとかの果物屋さんの幟であった。まさしく果樹園の道である。
旗の立っているあたりで広い道路に出て、ここがゴールの「辻」というところであった。
今回は3つのコースを一気に歩こうとしているのだが、辻から、次のコースの出発点「上志筑」までは長い連絡路となっている。国道を横切ってさらに歩いていくと、道は右に大きくカーブして、山に沿って歩くようになる。
この山沿いの道を行くとT字路に出て、ここが月岡。
ここからはバスが出ている。





早朝の北条池


北条池の案内板


不動峠


不動峠からの展望


辻周辺、果樹園がいっぱい


 平沢官衙遺跡
2015年11月19日

2001
年に初めてこのコースを歩いたときは、真っ暗中を北条まで下ったため、平沢官衙遺跡にはまったく気づかなかった。今回、関東ふれあいの道を写真撮影のためだめに車でめぐって、平沢官衙遺跡をゆっくり見学することができた。



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