|
||||||
きのこやま 標高528m
|
||||||
|
真壁駅から裏筑波野営場へ | サイクルロードを行く きのこ山山頂 上曽峠 道ばたのお地蔵さま 筑波山への登りが始まる 稜線の林道を行く 裏筑波野営場 |
|
2000年12月9日 関東ふれあいの道自然歩道という長大なハイキングコースがある。神奈川県の三浦半島の先端からスタートして関東平野の山沿いを半円を描いて続いていて、房総半島の先まで続く自然歩道である。 今回、再び筑波山に登ろうとするのは、この自然歩道を歩くためだ。 栃木県の足利から歩き始めて今年で3年目になる。今は、栃木県を歩き終えて茨城県に入っている。 今年の5月に加波山を越えて真壁町までたどりついた。 夏の間は200名山を登っていたのだが、シーズンオフになったので再び続きを歩こうというわけである。 旧筑波鉄道真壁駅の前の広場に車を停めて、歩き出したのは7時であった。以前は筑波鉄道が走っていたのだが、今は廃線になっていてその軌道跡はサイクルロードになっている。北海道でたくさんの廃線の跡をみてきたが、鉄道がなくなるということにはけっこう寂しさを感じる。 真壁町の東に筑波連山が聳えている。これに向かって歩いて行く。 まず、めざすのは伝正寺だ。田んぼの中の道を行くが、途中に自然歩道の案内板が立っていて、コースが通行不能のため林道で迂回せよと書いてあった。距離が所定のコースなら2kmなのに、この迂回路を通ると5kmになってしまう。 なんとかなるんではないかと、楽観的な気持ちで通行不能とされる道を行くことにした。 これが大間違いで、途中で道が完全に消えてしまった。 道を探すために茨の中に入り込んだりしたものだから、あちこちにひっかき傷を作ることになった。自分でもバカだと思った。ともかくどうしようもないので、案内板のところまで引き返した。1時間半ロスした。 迂回路の舗装の林道はめちゃくちゃ遠回りになっていた。自動車道のため、大きなカーブの連続で、ショートカットしたくなるのが、その道もない。 きのこ山に着いたのは10時10分。ここで少し休憩して、上曾峠を目指す。これも舗装の林道である。20分ほど歩くと舗装の道路が交わる上曽峠に着いた。 ここからは湯袋峠を目指すが、これも舗装の林道。ただし、車は進入できないようになっていた。 歩いていると、3回ほど猟犬を連れたハンターに出会った。銃を持った人間に会うというのは、ちょっと怖い。 道はどんどん下っていく。せっかく登ったのにもったいない。 T字路に出て、左が湯袋峠なのだが、右に向かう。この県道を1kmほど下ると左に入る道があって、これが筑波山の登山道である。ここで少し休憩した。 ここからはやっと山道になって、いよいよ筑波山に登るんだという気になってくる。 ところが、ここでも道に迷ってしまった。 この区間は、ガイドにも「谷川沿いに歩くせせらぎの道。最高にすばらしい区間」と書いてあるところ。だが、道がずいぶん荒れている。 沢沿いに登っていくのだが、踏み跡がだんだん怪しくなって、樹木がおおいかぶさるようになり、最後は道がなくなってしまった。 今日は道を失うのが2回目。ともかく、道に迷ったときは引き返すのが鉄則なので戻った。 道を間違えたところはすぐにわかった。休憩したところからほんの少し行ったところに指導標が立っている。ここはY字路になっているのだが、指導標は右に立っていて真っ直ぐ進むような案内になっている。そして右の道の方が少し太い。これは間違えてあたりまえではないか。ここを管理する真壁町に抗議の手紙を書いてやろうかと思ったりした。 正しい道はさすがにしっかりしていて、快適である。進むにつれて道の傾斜がまして、階段が多くなる。 ようやく稜線の林道に着いたのは13時20分頃。すぐに裏筑波野営場の前に出る。「裏筑波」というだけあって、登山者にはまったく会わなかった。 舗装の道を歩き、筑波山ユースホステルをめざしたが、ユースホステルには気がつかないうちに通り過ぎてしまった。 NEXT 茨城10 筑波山頂めぐりの道 BACK 関東ふれあいの道 茨城 |
総合TOP My日本の山 My日本の道 日本の旅 自己紹介 |