2004年10月30日
9時半ころに家を出て、フェリー乗り場に向かった。少し早いのだが…。
名古屋行きのフェリーは12時20分発である。このフェリーの便は2日毎なのだ。
搭乗手続きは10時半からで、5人ほどが並んでいた。予約はインターネットでしてあるので、料金は少し安いのだ。それに私の車は軽で車両の長さも4m未満である。一番安い料金なのだ。
私は無職の人間なので、時間は有り余っている。時間がある人間には船旅というのは最高である。高速道路で走って名古屋まで行くと、このフェリー料金と同じくらいのお金がかかってしまうのだ。その他にガソリン代もかかるし、疲れもする。その点、この船で行くと、のんびり風呂に入ったり、歌のショーなんかを見ながら行けるのだ。
車は11時半から乗り込んで、チケットには船室も指定されていて、もちろん私は一番安い2等船室なのだが。
船に乗っている間は何度も風呂に入ってしまった。閑なものだから、風呂でも入るしかないのだ。
昼にミニコンサートがあって、夜は2時間ほどのショーがあった。もちろん無料なのだ。
船の旅って本当にいい。
10月31日
名古屋には9時20分到着。
知多半島を回り込んで、名古屋港に入って行く。石油コンビナートのような工場が並んでいる。そして最後にベイブリッジを潜ると名古屋港である。
定刻に港に接岸したのだが、私の車が船から下りたのは10時をまわっていた。
さて、今日はどうしようかと思う。
名古屋から一番近い山は藤原岳なのだが、これはやめにして、東海自然歩道を歩きはじめることにした。わたしが京都に住んでいたときに、柘植まで歩いている。
今回の東海自然歩道は関ケ原まで歩こうと思っているのだ。
今回はテントを背負って歩いて、日が暮れたら適当にキャンプしようと思っているのだ。柘植駅に着いて、車の置き場所を探したがない。しかたがないので「余野公園」まで行くことにした。公園なので当然駐車場がある。関ケ原までは約1週間かかるはずなので、その間ここに車を置きっぱなしということになる。
荷物を準備する。大型のザックにシュラフ・テントを詰め込んで、炊事道具なんかも入れると重さは20kgをはるかに超えてしまう。
この思い荷物を背負って歩き続けるのかと思うと、かなり気が重くなる。
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