東海自然歩道 岐阜の道.


川原越え→光明水→京ヶ脇→赤岩神社→養老公園

川原峠を越えると岐阜県である。ヒル・マムシ注意の道を下って、養老山地の山襞に沿って北上する。養老公園に着いたときは、もう暗くなる頃であった。
川原越え

BACK 西藤原から川原峠へ

2004年114

川原越えの峠から下って行くのだが、看板があって、「山ヒル・マムシに注意」と書かれている。なんか恐ろしい道である。
峠からは崩れた階段の道を下るのだが、道はかなり荒れていた。沢に沿った道をどんどん下って、深い樹林の中に入る。40分ほど下ると分岐点があった。ガイドブックには道に迷いやすいと書かれていたが、意外と簡単であった。その後、指導標が整備されたのだろうか。この分岐に着いたのは1440分であった。
ここからは養老山地の東の山麓を北上してゆく。
ここからの道は本当につらかった。山麓の山襞を縫って行くため、ものすごく曲がりくねっている。下の車道を行ったら一直線なのに、わざと意地悪をするように遠回りして行くのだ。谷筋を山に向かって登って行って、沢を渡ると今度は沢に沿って下って行くのである。その繰り返し。本当に嫌になった。
小倉谷を飛び石で渡ると、コースの目安にしてきた「赤岩神社」に着いた。派手な赤い幟がいくつも立つ神社であった。ここから少し登ると新しいトイレがあった。再び山の中に入る。
ここまで来て困ったことが起きた。食糧の買い出しができていないのだ。東海自然歩道は本当に小さな集落しか通らなくて、店がないのだ。地図では京ヶ脇という集落を通るのだが、その西をかすめるだけで、集落の中には入って行かない。
店を見つからないまま歩いて行くと赤松林になった。遊戯施設があることから養老の公園に入ったことがわかる。時間は17時を過ぎていて、薄暗くなってきた。
養老の滝に向かう道に入る。途中のトイレで水を補給した。養老公園の案内図を見ると、ここにはキャンプ場があることがわかった。今夜はここにテントを張ろうと思う。
川に沿って歩いて行くとお土産屋さんに灯かりがついていた。ここに寄ってビールを買った。これで今夜は酒にありつける。うれしい。
途中から左の道に入って、急な道を登る。登りきったところにキャンプ場があった。キャンプ場は閉鎖されていて、鎖で道が塞がれている。でも、これをまたいで中に入った。管理棟があったので、その真ん前にテントを張ることにした。
テントの設営を終えてから、ベンチに座ってビールを開けた。ここからは市街地の夜景がきれいに見えた。ビールを飲んで、今日一日の苦労を称えた。明日はいよいよ最後のコースで、関ヶ原にゴールするのだ。明日もがんばろう。



NEXT 養老の滝から関ヶ原へ

BACK 東海自然歩道 岐阜の道

川原越から急降下する

わかりにくいという分岐


光明水という水場があった


京ヶ脇の集落


赤松林の養老公園





総合TOP My日本の山  My日本の道  日本の旅  自己紹介

















inserted by FC2 system