BACK 井出駅から思親山へ
2013年9月11日
思親山山頂に泊まったのだが、夜が明けると霧に包まれていた。ザックの梱包にけっこう時間がかかって、出発は7時少し前になってしまった。
霧の中を下って行く。登山道は丸太の階段で、鬱蒼とした樹林の中を下るのだ。
30分ほどで広い駐車場に着いた。ここが佐野峠のようで、東屋やトイレがあるのでここで少し休憩することにした。ここは「関東の富士見百景」に選ばれた景勝地なのだが、今日はあいにくの小雨状態で、富士山はまったく見えない。私は富士山が見たくて、秋になるのを待ってやって来たのだが…。
休んでいると老夫婦が上ってきた。この付近の山の話をしていたら40分も過ぎてしまった。彼らが思親山に登って行くのを見送って、私も出発する。
舗装道を下って行くと、すぐに左に下る山道があった。自然歩道はこの道を行くのだ。道はよく整備されていて、手すりや木の階段が続く。沢に降り着くと、立派な木の橋がかかっていた。
杉林の中を下って行き、林から抜け出すと茶畑が広がった。ここが上佐野の集落である。時間は9時になっていた。
自然歩道は集落の方には下って行かず、山の斜面の茶畑を左にトラバースして行く。ようやく車道の合流点に着くと、「天子ヶ岳」を指す指導標があった。
ここで休憩することにした。ここには墓地があって、そのお参りのための水道の蛇口があった。ここで水を補給することができた。
車道を北に向かって歩いて行く。5分ほどで佐野橋を渡る。ここには佐野橋バス停と、古い東海自然歩道の案内板があった。さらに10分ほど行くと上佐野バス停があって、このすぐ先で佐野川を渡る。橋を渡ったところで舗装道を離れて、右の砂利道に入る。ここから天子ヶ岳に登って行くのである。右に佐野川を見ながら行くと、すぐに通行止めにぶつかった。土砂崩れがあったようで、仮設の橋がかけられていた。
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