東海自然歩道 山梨の道

たかざすやま 標高 1174m


道の駅富士吉田=(バス)=平野→道志みち→登山口→檜扇→県境尾根→高指山山頂

天気予報の通り、すさまじい暴風雨がやってきた。このため、道の駅には3泊もすることになったが、嵐が去ったあとは快晴。
道の駅から平野までバスで行って、いよいよ丹沢山塊への登山を始める。県境尾根に登り着いて、少し急登すると高指山山頂。富士山と山中湖の絶景が広がった。
高指山から仰ぐ富士山と山中湖.

 道の駅富士吉田
すさまじい暴風雨


ようやく雨が止んだ道の駅


道の駅に隣接するドックラン


BACK 浅間神社から平野へ


2013916

夜半からすさまじい嵐になった。道の駅のひさしの下にテントを張ったのだが、強風でテントがひしゃげ、飛ばされそうになり、雨も激しく打ち付ける。朝になっても暴風雨は止むことがなかった。
6時半ころにテントをたたんだが、行くところがない。トイレの横に自販機が並んでいるのだが、そこは屋根がかかっていて、ベンチもあるので、ここに避難した。でも、雨漏りがして、しかも、強風とともに雨が入ってくる。
9時になってようやく案内所が開いたので、この中に移る。ほっとした。こんな暴風のときは温泉でのんびりするに限ると思って、バス停に行ったらバスが来ない。バス会社に電話したら、全線運休ということであった。今日は身動きがとれないのだ。
午後
3時頃、雨は止んだが、バスの復旧は遅れて、この日、道の駅に来るバスはないのだった。

富士吉田の道の駅には、結局3泊もしてしまった。ついでなので、別の日に撮った写真を登載しておく。
驚いたことがある。富士吉田には富士急行線の「富士吉田駅」があるのだが、行ってみたら、名前が「富士山駅」に変わっていた。富士山が世界遺産に登録されたことに迎合して名前を変えてしまったらしい。おいおい…と思ってしまうのだが。


 平野から高指山登山口へ
平野に着いた


広い車道に出た


富士山がきれいだ

917

昨日は道の駅で有り余るほどの時間があったので、バスの時間はしっかり調べてある。道の駅の富士山レーダードーム前のバス停にくるのは富士吉田・忍野・山中湖周遊バスで「ふじっ湖号」というのだ。バスの外観はレトロなつくりである。
バスは予定通り
7時半にやって来て、平野に着いたのは8時であった。
昨日の嵐はウソのように快晴である。
バス停から歩き始めたのは
820分。バス停広場から北に向かう道は二本あって、指導標がないのでどちらの道を行ったらいいか迷ったが、地図を確認して左の「道志のみち」を行くことにした。
10
分ほど歩くと自然歩道の指導標がたっていて、ここで自然歩道は国道と交差するのだ。右折して東に向かって歩いて行く。田畑が広がる中を歩いて行くのだが、振り返ると富士山がくっきりと聳えていた。富士山は溶岩で赤く見えた。
道は緩やかにカーブして、広い車道に出た。ここにたつ指導標によると、この道を南に行くと平野バス停となっていた。バス停前にあった二本の道の右側の道がこれらしい。(こっちの道のほうが近かったようだ)
車道を少し行くとT字路があって、ここで右折する。少し行くとテニスコートがたくさんあって、ここで左折。テニスコートの金網に沿って10分ほど行くと登山口があった。



 登山口から高指山へ
別荘地の外れに着いた


県境尾根を登る


高指山山頂

いよいよ山道の急登…と思ったら、自然歩道は別荘地の中に入って行くのだった。
別荘地の外れから樹林の中に入って、ようやく登山らしい登りになった。急な階段道を10分ほど登ると平坦な広場に着く。行く手に立ちふさがるのが高指山(たかざすやま)のようだ。この広場には「檜扇」の標識があって、「ぬばたま」についての三首の歌が書かれていた。
この先、踏み跡がはっきりしなくなった。緩やかに下って行くのだが、方向が高指山から右にそれて行く。どんどん離れて行くので、心配になって引き返した。でも、分岐する道はないので、再び、はっきりしない道を下って行った。
心配しながら15分ほど歩いたら、大きな自然歩道案内板の前に着いた。東海自然歩道の指導標もあって、ここが県境の尾根であった。ここからは神奈川県の道でもあるのだ。
樹林の尾根を登って行く。広い尾根道で、樹林に日があたって、キラキラ輝いている。傾斜も緩やかで、快適に登って行くと、突然、茫々のススキが生い茂る道になった。これを掻き分けて登って、抜け出すと展望が広がった。ここが高指山山頂であった。
ここからの眺めはすばらしい。正面に富士山と山中湖を展望できるのだ。真っ青な空のもとに聳える赤い富士山。絶景としかいいようがない。暴風雨に耐えて、道の駅に三泊したかいがあった。
山頂には三等三角点があった。

富士山を眺めながらゆっくり休憩して、出発は1015分。


NEXT 高指山から菰釣山へ

BACK 東海自然歩道 山梨の道






総合TOP My日本の山  My日本の道  日本の旅  自己紹介
















inserted by FC2 system