京王高尾山口駅→200m(3分)→登山口→800m(20分)→金比羅台→1km(20分)→霞台→1.5km(30分)→薬王院前広場

高尾山は東海自然歩道の東の起点である。ここから全長1342.7kmの自然歩道が始まるのだ。
私もいつかこの全コースを歩いてみたいと思っている。
東海自然歩道起点

 東海自然歩道の起点へ
京王線で高尾山口駅へ


高尾山口駅




東海自然歩道の起点

2002126

この週末は天気があまり良くないのだそうだ。
低気圧がやって来ていて、夕方から大雪になるという。これでは1泊でどこかの山に登るというわけにもいかないので、夕方遅くならないうちに帰って来れる山に登るしかない。
ところが、手近な山は見つからなくて、仕方がないので東海自然歩道を歩いてみることにした。

昔、松本に転勤になったとき、東京の高尾から松本まで歩いたことがある。
大阪に住んでいたときに、東海自然歩道をかなり集中して歩いて、青山高原から以西の箕面までは踏破していた。そのため、東の起点である高尾山から松本まで歩いてみようと思い立ったのである。高尾山から松本までは4日かかった。1978年のことである。
私の登山の基礎は、東海自然歩道を歩くことによって出来たと思っている。五万分の一の地図の見方とか磁石の使い方、山道の歩き方、道端でビバークしたり、そうしたことは全て、この東海自然歩道を歩くことによって覚えてきたのだ。
ともかく、先々週に忍野から山中湖に至る自然歩道を歩いたのだが、ものすごく楽しかった。もう一度、東海自然歩道の東の起点を訪ねてみたくなった。

東京近郊の山を登るときのJRは始発の510分と決めているのだが、寝坊をしてしまって6時の電車になってしまった。(このときは栃木県の小山市に住んでいた)
宇都宮線で赤羽まで行って、埼京線に乗り換えて新宿。新宿からの中央線は、ちょうど河口湖まで行く快速に接続できた。高尾で京王線に乗り換えて高尾山口へ。
高尾山口駅に着いたのは、もう
8時過ぎていた。…でも、あまり登山者は多くなかった。
駅から両脇にお店が並ぶ細い道を行く。
ケーブルカー清滝駅前の広場に出るが、その入り口左手に薬王院へ登る登山道がある。そこに東海自然歩道の起点の案内が立っている。
ここから大阪箕面まで1342.7kmの自然歩道が始まるのだ。



 高尾山薬王院を参拝
リフト山上駅


杉の巨木の参道を行く


広いしっかりとした道を沢に沿って登って行く。
道はコンクリートで固められていて、車が通ったりする。
30分ほど登ると分岐点があって、指導標にはどちらに行っても「高尾山頂2.9km」と書いてある。階段になった登山道らしき道を行くことにした。
少し登ると神社があって、これが「金毘羅宮」である。ここからは展望が開けていて、八王子の街と、遠くには都心の密集したビル群が見える。でも、その上空は濁った雲のようなものがかかっている。
都会の空気は汚れているのだ。
ここから道は平らになって、すぐにさっき別れた道と合流した。
突然、建物の屋根が見えて、これがリフトの山上駅。さらに進むと大きな建物があってケーブルカーの高尾山駅である。
道は参道になって、道の両脇に大きな杉並木が続き、灯篭も並んでいる。薬王院は近い。何度か急な石段を上って、ようやく、本堂に着く。
薬王院は本堂は、極彩色で彩られていた。奥の院を過ぎると、静かな登山道になる。


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