BACK 摂津峡から忍頂寺
2002年4月27日
関西に来てからは、まだ仕事に慣れないこともあって、山に登らずにいた。
待望のゴールデンウィークである。ともかく、どこかに出かけようと思う。
山では「比良山」に登りたいと思っていたのだが、まず関西での足慣らしをするつもりで、東海自然歩道を歩くことにした。
阪急線で高槻市まで行って、ここから原大橋行きのバスに乗る。
JR高槻駅のバス乗り場に行ったのだが、私の乗る路線の乗り場がない。しばらく探したのだがどうにも見つからなくて、途方に暮れてしまったが、はたと気がついた。
今いるのは南口なのだが、もしかしたら北口にもバス乗り場があるのではないか。
正解だった。
10時7分発のバスに乗って、原立石で下車…、するつもりが乗り越してしまった。バスの終点の原大橋が頭にこびりついていて、そこで降りるつもりになっていたのだ。
次の停留所の神峰山寺口で降りた。
ここから東海自然歩道に合流すべく歩き始める。
舗装された道を行くが、門があってそこにシキミの束が門の上から吊るされている。これを「勧請掛」というのだそうだ。これはこのあたりのしきたりののようで、自分にはひどくめずらしかった。
その道の脇に石塔が立っている。五輪塔と宝篋印塔である。さすがに関西は、どこに行っても歴史を感じさせるものが多い。
ここから再び歩き始めようとしたら、道端に東海自然歩道の指導標が立っているのを見つけた。コースは分岐して谷に下るのだ。見逃すところであった。
このまま車道を行っても神峰山寺には行き着くことができるようだが、やっぱり自然の道を歩きたいではないか。…とはいいながら、歩きはじめて悔やんでしまった。けっこうアップダウンのある険しい道で、体力を消耗させられる。
30分ほどで神峰山寺に着いた。
仁王門があって、その向こうに参道が続いている。
春の鮮やかな緑の木々がトンネルをつくっていた。
ここには日本最古の毘沙門天が奉られているのだそうだ。
なんか雰囲気がある。境内をのんびり散策させてもらった。
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