東海自然歩道 大阪の道


ぽんぽんやま
標高 678m


神峰山寺口バス停→神峰山寺→本山寺→天狗杉→ポンポン山→金蔵寺→大原野神社→花の寺→沓掛バス停

30余年ぶりに大阪に戻ってきたので、昔歩いていた東海自然歩道をもう一度尋ねて見ることにした。やっぱり30年もたつと記憶もほとんど薄れていて、コース自体がずいぶん変わってしまったような気がする。初めて歩いているのとほとんど同じなのだ。

 神峰山寺
溝の中の道


階段の道を行く


東海自然歩道の指導標


自然歩道は谷に下る


神峰山寺の本堂

BACK 摂津峡から忍頂寺

2002年427

関西に来てからは、まだ仕事に慣れないこともあって、山に登らずにいた。
待望のゴールデンウィークである。ともかく、どこかに出かけようと思う。
山では「比良山」に登りたいと思っていたのだが、まず関西での足慣らしをするつもりで、東海自然歩道を歩くことにした。

阪急線で高槻市まで行って、ここから原大橋行きのバスに乗る。
JR高槻駅のバス乗り場に行ったのだが、私の乗る路線の乗り場がない。しばらく探したのだがどうにも見つからなくて、途方に暮れてしまったが、はたと気がついた。
今いるのは南口なのだが、もしかしたら北口にもバス乗り場があるのではないか。
正解だった。
107分発のバスに乗って、原立石で下車…、するつもりが乗り越してしまった。バスの終点の原大橋が頭にこびりついていて、そこで降りるつもりになっていたのだ。
次の停留所の神峰山寺口で降りた。
ここから東海自然歩道に合流すべく歩き始める。
舗装された道を行くが、門があってそこにシキミの束が門の上から吊るされている。これを「勧請掛」というのだそうだ。これはこのあたりのしきたりののようで、自分にはひどくめずらしかった。
その道の脇に石塔が立っている。五輪塔と宝篋印塔である。さすがに関西は、どこに行っても歴史を感じさせるものが多い。
ここから再び歩き始めようとしたら、道端に東海自然歩道の指導標が立っているのを見つけた。コースは分岐して谷に下るのだ。見逃すところであった。
このまま車道を行っても神峰山寺には行き着くことができるようだが、やっぱり自然の道を歩きたいではないか。…とはいいながら、歩きはじめて悔やんでしまった。けっこうアップダウンのある険しい道で、体力を消耗させられる。
30分ほどで神峰山寺に着いた。
仁王門があって、その向こうに参道が続いている。
春の鮮やかな緑の木々がトンネルをつくっていた。
ここには日本最古の毘沙門天が奉られているのだそうだ。
なんか雰囲気がある。境内をのんびり散策させてもらった。



 本山寺からポンポン山へ
本山寺のお地蔵様


本山寺本堂


ポンポン山山頂


この神護山寺からさらに林道を行く。なかなか山道にならない。
この道はポンポン山への登山道で、登山者も多いのだ。
…といっても、ポンポン山というのは標高
679mの山だから、ハイキング程度のものなのだが。
長い林道を歩いてようやく本山寺に着く。
立派な黒く塗られた門が立っていて、ここでも門の上からシキビが吊るされているのを見た。
本山寺に参拝する。
本堂の横を抜けてさらに奥に進むと登りが急になり、尾根に出て東海自然歩道と合流する。
このあたりからようやく山道らしくなって、ひたすらポンポン山を目指す。
潅木の山道を登って行くと前方が騒がしくなって、自然歩道から少し左に入るとそこがポンポン山の山頂であった。
そこには30人ほどの中高年の登山集団がいて、記念写真の真っ最中であった。
穂高以来、こういう大団体にはうっとうしさを感じてしまう。
記念写真で大騒ぎをしていて、15分ほどしたら出発して行った。
そうしたら、とたんに山頂は静かになって、ゆっくり昼の休憩をすることができた。
山頂を出発したのは1時。



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